老母の米寿の祝いに岐阜市の「潜龍」へ。創業は思っていたより古くなく昭和41年(1966)とのこと。すでに7人の孫連中も1人を除いて皆が社会人なので、日曜とはいえ都合がついたのは自分を含めて9人。それぞれ東京、大阪、名古屋から日帰りで食事会に集まった。当日は前日からの大雨で目前の長良川も濁流がちょっと恐ろしいほど(写真下1枚目)。天気が良ければ食事の前に少し川岸を散歩して、なんて思っていたけれど叶わず。母を連れて店に入った時にはすでに皆揃っていた。「藍水」と名付けられた部屋へ(写真下2枚目 HPより)。煎茶と茶菓子(たぶん「万年堂」のおちょぼ)が出され、部屋から濁流と霞がかかった金華山山頂の岐阜城を眺めつつ、再会を喜ぶ(写真下3枚目)。鉄板を目の前にした席に腰を下ろし記念撮影などしてもらい、店からは母にサプライズのプレゼントが。給仕の女性数名に加えて、焼き担当は男女1名づつ。
まずはシャンパーニュ(Boizel)で乾杯。車の事もあって酒を呑めるのは自分と母を含めて5名。牛肉のしぐれ煮、ローストビーフ、グリーンピースの冷製スープ、生野菜サラダなどが出され、この日のメインである「アイボーンステーキ」が披露された。大迫力の分厚い骨付きの肉塊が2つ。目の前の鉄板に牛脂と大量のスライスしたニンニクが敷かれ、その上にどーんと肉が置かれる。皆「匂いがもう美味しい!」と期待通りのリアクション(笑)。蓋をしてじっくりと焼きが始まる。
泡の次は赤ワイン、ボルドー(Naturalma)とカリフォルニア(Abstruct)のボトルを開けた。焼き加減は各自がリクエスト。自分がお願いした焼き加減はミディアムレア。ヒレとサーロインがカットされ陶板の上に置かれる。用意されたのは塩と醤油タレ+辛子。別皿に大根おろし。日本でステーキというと結局この2つの味になるんだなァ。肉の旨さは言わずもがな。勿体ない話だが、普段好んで赤身を食べる自分には肉質が良過ぎてヒレもサーロインも区別がつかないくらい(←酔ってるだけ?)。
残念ながらこの日、妻は体調不良で直前にキャンセル。万難を排していたはずだが体だけはどうにもならない。楽しみにしていただけに可哀そう(→多分、後日別枠で連れて行くことになるんだろうなァ・苦笑)。高齢だけに色々とおぼつかなくなってきている母も、この日は孫の手を借りつつもシャキッとしていい感じ。店の方もおっしゃっていたが長寿の人はみな肉が好きだそう。母も後半の野菜や「麩兵」の焼き麩こそ食べ切れず残していたが肉はペロッと完食。丈夫な胃だ。みなさん、健康で長生きするには肉ですよ(笑)。
賑やかに食事会が進む。最近アルコールを控えていたので、ワインをカパカパと空けていた自分も後半になってくるとだんだん酔いが回って来た。子供らに訊くとそうは見えなかったそうだが、最後に出たご飯と味噌汁、フルーツ辺りはあまり覚えていない体たらく(苦笑)。それでもホストなのでしっかりと支払いを済ませ、店を後にした。せっかく遠くからこの為に集まってくれた連中もこの天気ではどうしようもない。残念。妻曰く、家に帰ったら皆かなりニンニク臭かったそうだ。そりゃそうだ、大量のニンニク・チップを口に入れたもの。みんな新幹線の車中は大丈夫か?(笑)。皆で来年から母の誕生日はここにしようかなんて話していたが、オイオイこっちの財布も心配してくれヨ…(泣笑)。取り敢えずは母も喜んでいたようでヨカッタ。(勘定は¥220,000程/9人)
岐阜県岐阜市長良14
( 岐阜 ぎふ 長良川 ながらがわ せんりゅう ステーキ 肉料理 鉄板料理 黒毛和牛 米寿 べいじゅ 88歳 八十八歳 岐阜城 鵜飼い 長良川鵜飼 )
お母様の米寿のお祝いを「潜龍」でなされたとのことですが、
お母様の米寿のお祝いを出来たことも、潜龍でステーキで、ということも素敵でハイカラですね。
奥様は、体調不良で欠席されたとのこと。
さぞかし残念に思われたことでしょう。
うちは、親戚が集まれば、ビールで乾杯。
後は、日本酒をジャブジャブと出します。
潜龍で、シャンパンで乾杯、以後、ワインなんてセンス抜群。
それにしてもワインをよく開けられましたね。
ハリ-さんが、お帰りになったときのにんにくの「香り」に奥様が、どんな顔をされたのか、その情景を思い浮かべると笑いが......。
おめでとうございました。
ありがとうございます。
日本料理とかより絶対ステーキの方が喜ぶだろうと思ってこちらにしましたが、肉を完食したのには
びっくりしました。孫、つまり私の息子なんてサシが多過ぎる肉が苦手なのでこちらに少し回って
きたくらいなのに…(苦笑)。妻も母の胃の丈夫さに舌を巻いていました。
私達家族のニンニク臭は妻が家で我慢すればいいだけですが、新幹線の他の客の事を思うと…(苦笑)。
長寿の人は肉好きという話ですが、先日もこれからお世話になる会社の会長(82歳)と昼食に「ステーキのあさくま」に行ったのですが和牛の分厚いステーキをぺろりと平らげてました。週2回は行くそうです。
食べられなくなると体力も落ちて最終的には動けなくなってしまうと思います。是非次回もお肉を食べさせてあげてください。
最後にお母さまの米寿おめでとうございます。
ありがとうございます。
>和牛の分厚いステーキをぺろり
週2回はすごいですねー。うちの母の場合、動いてないのにペロリと食べるから困ったもんです。
>次回も
次回はちゃんと集金しようと思います(苦笑)。
お母様の米寿おめでとうございます。
私の親もお母様と同世代でして...、
私も本当に嬉しくなりました。
ホロっときてしまいました。
お母様、どうか これからもお元気で...。
ありがとうございます。
>同世代
色々と大変なことが多くなってきますよね。うちは有難いことにまだこうやって外食出来るくらい
の健康状態で助かっているなぁと思います。
お母様の米寿おめでとうございます。
働きはじめの頃、会社の先輩からこちらで某芸能人に遭遇したなんて話を聞かされて、いつかは行ってみたいと思いはや数十年です。
当時は、羽島にあった但馬や岐南にあったこうろかんですら緊張しましたが、今では我が家の大蔵省に許可が貰える気がしません。
ありがとうございます。
>潜龍
基本他の客と顔を合わせないので芸能人も使い易いでしょうねー。ここはひとつ大蔵省様
自身の記念日を利用して補正予算を組んでもらって是非(笑)。
>こうろかん
懐かしい!
>花珠
やっぱりいつも混雑しているんですねー(それでもあれなのか…・苦笑)。あまりに色々
引っ掛かってしまったのでついクサしてしまいましたが、ご自身で一度は是非。
>好
この地方ではあまり馴染みの無い広島焼だけにそばやソースの味がご同行者の口に
合わなかったのかな。
>パンダ
昔からずっと、それにコロナ禍でも頑なに夜営業のみで正直使い勝手が悪い店でしたので
びっくりしました。私は利用機会が増えるかもしれません。
にしてもぷるやまさんも色々な店をご存じですねー。