ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

AGAIN COFFEE STAND @岐阜県中津川市

2024年01月15日 | 岐阜県(東濃)

紅葉を愛でに岐阜県中津川市の付知町辺りへ行った際、休憩に寄ったのは「AGAIN COFFEE STAND」(訪問11月)。実はこの場所、以前から創業明治8年(1875)の旅籠「上見屋」の古い建物をブックマークしてあったのだが、ついこの10月に一角をカフェにしてオープンしたのだとか。訪れるまで知らなかった。裏まで回ってみたが、ガワを残して古い部分はほとんど壊されてリノヴェーションされている様子。店内は土間はそのままにお洒落なテーブルが並び、周囲にカウンター席が出来上がっていた。残念ながら食事は予約のみとのこと。そこで「珈琲(Hot)」と「季節のクリームぜんざい」をお願いして壁に向かったカウンター席に腰掛けた。

まあまあ時間がかかって「珈琲」が完成。紙コップで提供された。コップに桧で作ったホルダーが付いていて、量はたっぷり。クレマが水面を覆っている。ここのオリジナル・ブレンドは下呂市の「緑の館」の豆を使用しているのだとか。香りは強くなく、味もマイルドな感じ。「季節のクリームぜんざい」はあんこ、白玉、わらび餅、シャインマスカット、パイン、キウイ、という面白い取り合わせ。気に入ったのか最初は何も要らないと言っていた老母にけっこう食べられた(苦笑)。時折大きなガラス木戸を風が叩くガタガタという音が響き渡る。こういう音って懐かしい。(価格失念)

 

 

 

 


 

↓ 店のすぐ向かいには街道の往時を思わせる木枠のガラス戸の建物が(建築詳細不明)。間口が広いので何かの商店だったろうか(←「柳屋」という酒屋だったそうです)。

↓ 途中で「熊谷守一つけち記念館に立ち寄った。母はここがまだ未完成だった頃に父と訪れ、奮発して絵を1枚購入したという思い出の場所なのだとか(そういえばうちに絵があったな…)。2枚目は記念館2階からの付知町の眺め。

 

↓ 「福岡ローマン橋」(建築詳細不明)。昭和53年(1978)にかつて中津町と下付知を結んでいた北恵那鉄道が廃線となり、付知川を渡る橋が歩行者用に転用されたのだそう。つまりこの場所を線路が通っていたということ。

 


 

 

AGAIN COFFEE STAND

岐阜県中津川市付知6955-8

 

( 中津川 なかつがわ 付知 つけち アゲイン・コーヒー・スタンド 喫茶 喫茶店 コーヒー あげみや 割烹旅館上見屋 日本料理とこわか 近代建築 旧街道 近代化遺産 )


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