名古屋城の西、鶴舞線の浅間町駅近くを走る「美濃路」(東海道の宮宿と中山道の垂井宿を結んだ脇街道)を自転車で散策。もう何度も巡っている道だけれど、特に目的もなくぼんやりと旧街道を走るのもいいもの。昼は何にしようと迷ったが、麺でも手繰ろうと街道沿いにある食堂「岩野屋」に立ち寄る。界隈の店舗はみな押し並べて”おしきり”と染め抜いた暖簾が掛かっている。これは界隈の地名”押切”のこと。商店街でお揃いで作ったのかな。店に入ると土間に小さめのテーブルが5つほど、小上がり席が2つほど。昼はとうに過ぎた時間ということもあって先客は無し。テーブルに座って壁に掛かったプラスチック札の品書きを眺める。麺類、丼物、カレーやオムライスなどの洋食もある。いつもならそういうものに惹かれるのだが、この日は大して腹が減っていなかったので品書き先頭の「きしめん」を女将さんにお願いした。
しばらくして登場した「きしめん」はつゆの色濃く、水面にはカマボコが2切れ、ほうれん草、スライスした茹で玉子、花鰹がのっている。刻みネギは別皿に。つゆの色は濃くても塩梅はよく、決して醤油辛い訳ではない。麺を手繰ろうと箸をつけるが、持ち上げると切れそうなほど麺が軟らかい。元々の麺が軟らかいのか、茹でが長いのか。麺はつゆを吸ってすぐに色付いてくるので、口から迎えに行くような感じですすった。好みの麺かと言われるとちょっと違うけれど、こんな「きしめん」もたまにはいい。多めの麺を(熱いので)ゆっくりと手繰り、何だかほっこりとした気分に。外から主人が出前から帰ってきたようだ。次は腹を空かせて「オムライス」か「かつ丼」を。名古屋ならではの「みそ中華」(いわゆる札幌的なものとは違う味噌汁的な味が多い)でもいいかな。(勘定は¥430)
うどん 丼物一式 岩野屋
愛知県名古屋市西区浅間2-8-14
( 名古屋 なごや 押切 おしきり せんげんちょう いわのや 大衆食堂 麺類食堂 定食 丼物 洋食 うどん 味噌煮込み 旧街道 )
押切・岩野屋さん、再訪問してきました。
初訪問はワタシも基本で(その前のゐし川で呑んで来てるし苦笑)「きしめん」。
その時はお客が混んでいてゆで時間の都合か、けっこうしっかり歯応えはありました。
今回は「カツ丼」にしたのですが…
意表を突かれました。
スイングカラン「名古屋駅 浩養園」も一杯だけ…
いい御値段ですねぇ(嘆息
>岩野屋
X拝見しました。コロナの頃は長いこと店を開けていない感じでしたので普通に戻ってよかったなァ。
>「カツ丼」
長ネギでしたか。いいですねー。まれに出会うと「お!」っと思います。私長ネギタイプ好きなんです。
かめ壽とか一正亭(同居)でも使ってありましたよね。圧倒的に玉ねぎの店が多いでしょうが、そもそも
東海地方の麺類食堂のカツ丼自体が”とじ玉子後のせ”っていう手法が主流なのが不思議なのですが。
>浩養園
うまいもん通りにあったとは知りませんでした。めったに行かないもので。でも折角売りにしているのなら
名前ぐらい覚えておいて欲しいものですね、アルバイトとはいえ。ん、ミヤビヤが”郷土料理”?…(苦笑)。
ところで前から思っているのですが、”クラフト”って大手メーカーが使っていい名称なんですかね(笑)。
<追伸>
南田神田さんがお盆に奉禄屋が営業することを知らせて下さったおかげで私もやっと訪問することが出来ました。
ずっと昔からBMしていたのですが長期休業やコロナもあって、やっと。ヨカッタ―。ありがとうございました。
>南田神田さん、こんにちは。... への返信
おはようございます。
泰禄屋デビューでしたか。良かったです。
御主人の腰の状態がまだ思わしくなく、「休みすぎてもだめ。定期的に動かないと調子が悪い」と
おっしゃってました。なのでお盆でも長期休業はしないし、振替え祝日で休んだら、いつもは定休の金曜日は働く、ということです。