昨年、岐阜市の西玉宮から玉森町へ移転した居酒屋「かめやま」。移転してから伺うのは初めて。ある暇な日曜日、こちらが朝から呑めると知って遅ればせながら寄ってみた(訪問8月)。相変わらず看板も何も無いので入り辛いが、店内を覗くと確かに営業中。入ってみたら先客はまだ1人。ってこの時間に客が居るのが凄い(訪問朝9時過ぎ)。入口近くに冷蔵庫があり、飲物はそちらでセルフで取るようだ。瓶ビール(サッポロラガー)を取り出しカウンター席に腰を下ろす。卓上の品書きを見ると自家製のうどんのみ。困った。昼間はうどんがメインになっているようだ。”おうどんと一緒に”と書かれた欄に天ぷらがあったので「ちくわ天」と「紅しょうが天」をお願いする。ちょっと強面の主人。以前と変わらず飄々と調理を始めた。
程なく小皿で届けられた「ちくわ天」はまだふわっとしている。「紅しょうが天」は串に刺さっていてデカい。どちらも揚げ立てだもの、間違いない。追加は「半熟たまご天」。関市の「山田農場たまご」の卵を使っているのだそう。中からとろっと黄身が溢れる。塩でいただいた。自分は酒を呑むのに絶対つまみが必要なのでこれ以上はどうしようもないか…と思っていたら、「本日のおつまみ」という品書きが配られた。これからだったか。慌てて酒を物色して呑み直し(苦笑)。別の冷蔵庫に冷蔵酒があり、そちらからでもOKとのこと。「池亀・辛口純米」(福岡・池亀酒造)をお願いする。90mlのグラスと受け皿になみなみと注いでくれた。「ガリトマト」「いかとんびバター炒め」を追加。「ガリトマト」は甘いトマトに甘酢生姜と大葉が合わせてある。これ家でもやろうっと。「いかとんび…」は濃いバター醤油味で味付けされている。とんびといっても実際にクチバシを食べる訳ではないからその周りの部位ということだろう。旨い。更に追加の「どて煮」を。酒は冷蔵庫から「山車・飛騨乃辛口」(岐阜・原田酒造)のワンカップを取り出していただく。どては小鉢に盛られていて、蒟蒻などでかさ増ししておらずモツのみでたっぷり。軟らかく煮込まれていて旨い。
店内の空気の流れのせいか自分の座っている席は少々暑いが、BGMも何も無い静かな店内で朝っぱらから幸せな時間。外は酷暑だがまだ午前の光だ。ただ残念ながら朝営業は8月末限りで終了なのだとか。もっと早く知っていれば…。夜は混むんだろうなァ。次は昼に来て”うどん前”でもするかな。(勘定は¥3,650)
移転前の記事はこちら (1)
岐阜県岐阜市玉森町20
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