ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

長崎堂 小牧工場店 @愛知県小牧市

2024年09月09日 | 愛知県(尾張)

愛知県小牧市周辺をあても無くウロウロしていた時、ふと見付けた「長崎堂・小牧工場」。もちろんこの地方で「長崎堂」といえばカステラで有名な会社。小さい頃には頻繁にテレビCMもやっていて慣れ親しんだ名前。創業は大正8年(1919)で、販売店は名古屋市内やデパート等だが、本社もこちら小牧のようだ。直売所が見えたので引き返し、中に入ってみた。店内では白衣を着た女性店員が1人。箱入りの商品ももちろん売っているが、工場ならではの”切出し”という半端ものがあったのでいくつか購入することに。購入したのは「切出しカステーラ」2つと、こちらの看板商品のひとつ「十二単(じゅうにひとえ)」を3つ。

母にひとつづつ渡してから家に持ち帰り、いつものように妻と分けっこといきたいところだったが、生憎妻は訳あって甘いものを控えているとのことなので職場に持っていっておやつとしていただく。「切出しカステーラ」は4切れ。薄紙を剥がしていただく。恵那市の「松浦軒」などもそうだが、歴史ある会社のカステラは現在市販のふわふわの生地のものと比べて、押し並べてしっかりとした生地のものが多い。こちらも例に違わずしっかりとしたボディ。底のジャリッとした砂糖の塊の部分もちゃんとあって包み以外は遜色なし。旨い。「十二単」もカステラなのだが、こちらは小豆が入っていて淡い紫色。間に薄く餡も挟んである。強い味わいではないのでお茶でもコーヒーでも紅茶でも合う味。亡くなった父はカステラが好物だったが、必ず冷たい牛乳と一緒に食べていた。それを孫にも勧めるので牛乳嫌いの自分の息子は全く口を付けなかったっけ(苦笑)。(勘定は¥900程)

 

長崎堂 小牧工場店

愛知県小牧市大字西之島字丁田1915-1

 

( 小牧 こまき ながさきどう カステーラ 工場直売店 工場売店 和菓子 洋菓子 松浦軒本舗 松浦軒本店 )

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Free / Iggy Pop

2024年09月09日 | オルタナティヴ・ロック

Free / Iggy Pop (2019)

イギー・ポップ(Iggy Po@)が2019年に発表した18枚目のソロ・アルバム「Free」。”The Godfather of Punk”という称号を持つイギーも何と72歳(当時・現在は77歳!)。活動をフェード・アウトしても全然おかしくない御歳なのに老いてますます盛ん。英BBCラジオではDJを務めたりも。ネットで聴けるがこれが最高に良く、イギーの低音ヴォイスに痺れる。ジョシュ・オム(Josh Homme)と組んだ前作「Post Pop Depression」から3年経って、今度のコラボはジャズ・トランペット奏者のLeron ThomasとギタリストのNoveller。

前作は売れたそうなのでその路線を続けるかと思いきや、これが全然雰囲気の違う作風。細かい歌詞のニュアンスまでは汲み取っていないが、呟くような囁くような歌い声でロックとは一線を画す作品。以前にも果敢にジャズ・ヴォーカルを披露した「Préliminaires」(2009)という作品があったが、年齢を重ねて益々深みが増している感じ。ディラン・トーマス(Dylan Thomas)の詩の朗読があったり、未発表のルー・リード(Lou Reed)の作詞曲「We Are The People」があったり(これも詩の朗読だ)。イギーの陰鬱な囁きにミュート・トランペットのクールな音色が重なり独自の世界を作り出している。年老いてもステージで裸で踊り狂うイギーもかっこいいが、このイギーもかっこいいなァ。

ネット・ショップにて購入(¥780)

  • Label ‏ : ‎ Caroline
  • ASIN ‏ : ‎ B07TMRSD5X
  • Disc ‏ : ‎ 1
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