中村区の黄金通沿いにある「大黒湯」で汗を流した後、太閤通をバスで移動し、以前から入ってみたかった”とん焼き”の「あをきや(あおきや)」へ。もちろん日曜祝日は休みだし、夕方にこの辺りに居ることが無いのでなかなか訪問が叶わなかった店だ。まだ外は明るいし、中の様子は分からなかったが戸を引いてみた。こんな風体の店だから高齢の方がやっていらっしゃると思っていたら、思いのほか若い方がやっていらした。鍋やコンロが組み込まれた調理台に沿ったカウンターのベンチ席のみ(一応他に小さな小上がりもある)。口開けの客だったようだ。まずは何は無くとも「ビール」。キリンラガーの大瓶。
コップに注いでグイッグイッと。風呂上がりで喉がカラカラだったので何も無しで瓶の半分以上呑んだ(笑)。「舌代」と掲げられた木札の中から「とんやき」「串かつ」をお願いする。「とんやき」はたれが独特で、粘度があってしっかりとニンニクと唐辛子が効いている。もの凄い歯応え。「噛み切れない」なんて言う人もいそうだが、酒呑みにはその歯応えが良かったりする(笑)。「串かつ」は作り方が独特。バッター液にどぼ漬けでなく、菜箸で丁寧に付けていくのが面白い。それ故かふわっとした口当たりの衣。これはソースでいただいた。
酒を追加。1升瓶からいくと「國盛」の本醸造。ガラスコップになみなみと注いでくれる。口から迎えにいってズズッと。追加は「きも」「しんぞう」をタレで。このタレはクセになるなァ。酒のお代わりをしたところで「子袋」と「なんこつ」を追加。「子袋」はでかい玉が3つ。独特の食感にニンニクの風味がばっちり。「なんこつ」だけは塩でもらった。ミルフィーユ状に沢山重ねて焼いてある。ガリガリとした食感がいい感じ。もう1杯酒をお代わりして最後は「どて」を2本。鍋に沈んでいたどては漆黒。ちょっと硬い口当たりだったが、結局「舌代」に書いてあった品を全部いただいたことに。途中で常連客に挟まれたが、みな長っ尻せずさっさと帰っていく。自分にしては珍しく40分程も滞在したが、次回の訪問が待ち切れない。(勘定は¥2,800程)
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↓ 大正元年(1912)創業という銭湯「大黒湯」。一番乗りかと思いきや、中に入るとすでに体にモンモンが入った方々が4人も(苦笑)。洗い場の真ん中に浴槽がある名古屋でよくみる配置。電気風呂やサウナもある。が、さすがに狭いサウナを占拠するモンモンの方達と同席するのは憚られ…。湯加減は最高に良かった。
とん焼・串かつ あをきや(あおきや)
愛知県名古屋市中村区鳥居西通2-18-18
( 名古屋 なごや 稲葉地 いなばじ 太閤通 たいこうどおり とん焼き 串カツ 居酒屋 酒場 焼きとん 串焼き 銭湯 刺青 入墨 )
ハイ、やっと行くことが出来ました。
私が伺った時の後客は常連さんばかりでしたが、主人も客もベタベタしていないのが
好印象でした。子袋はすごかった。あのニンニクたれは後を引きますねー。
おぉ! ついに行かれましたか! (*^o^*)
おそらくワタシがここをSNSで広めてしまった者の一人ですが
(Gマップのクチコミがそれ以降増えました)
人に教えるのが惜しい店の筆頭です。
初訪問の年はほぼ週一で通っていました。
串カツにも「特製ニンニクたれ」が好きです。
きっと「白ご飯にも合うだろーなー」と毎回思います。