以前に伺った時にメニューを見て気になった品があった岐阜市上川手の喫茶「やしろ」へ。店に入ると赤いベロアのソファのテーブル席が並ぶ店内に先客は1名。主人と給仕の女性(娘さん?)2人でやっていらっしゃった。気になった品というのは「焼とうふ定食(赤だし・つけ物・サラダ・ライス)」。この地方の喫茶店は洋食屋かレストランと見紛うほど食事メニューが充実した店が多いが、こんな品を見るのは初めて。もちろんこれをお願いした。すると「赤味噌ですか?2色ですか?」と訊かれる。どんな品が出てくるかもまだ知らないので適当に「2色で」とお願いしてみた。
調理場からジューッという焼き音がして「焼とうふ定食」が完成。運ばれたのは熱々の丸い鉄板(ステーキ皿)にのった豆腐が2丁(大きさは市販の1丁を半分にしたぐらい)。濃い田楽味噌が赤白2色それぞれにかけられていて、まるで鉄板スパのように玉子液が流されている。付け合わせはソテーした椎茸やえのき茸。これに蓋付きのプラスチック製丼に入った多めのご飯と味噌汁、漬物が付く。豆腐はつるんとした口当たりなので絹ごしかな。田楽味噌なのでもちろんご飯にも合って旨い。鉄板の熱で五平餅のような香ばしい匂いもしていい感じ。白味噌の方は少し辛味も加えてあるかも。濃い味噌に下の玉子を絡めたりしていただいた。(勘定は¥850)
以前の記事はこちら (1)
↓ 広いバイパスと交差した細畑の旧中山道沿いに建つ黒塗りの屋敷(建築詳細不明)◇。倉庫と思しき棟もあるので何か商売をしていらしたのだろうが、外からは全貌が見えない程の敷地。どこからか見える場所はあるかな。
食事喫茶 やしろ
岐阜県岐阜市上川手115-2
( 岐阜 ぎふ 喫茶 喫茶店 八代 COFFEEやしろ 旧中山道 定食 ランチ 洋食 カレー 焼き豆腐 焼きとうふ やきとうふ )
自分はハリーさんをはじめ、紹介された店を参考に後追いする事がよくありますが、以前こちらのお店が某有名ブロガーに紹介された影響か、劇的に混雑して店主が体調を崩されたなんて話を聞きました。
決して責めてる訳ではなく、いつも更新を楽しみにしているんですが、気軽に後追いするのがお店や常連の方に迷惑なのかなと何だか申し訳ない気持ちになって反省しました。
この手のお店はいつ閉店しても不思議じゃないですし、唯一無二なんで機会があれば(通し営業なんで)時間ずらしてまた行ってみたいです。
>劇的に混雑して
さすがに肝心の料理の写真も、ましてや店内の写真はなく何か月も前の訪問記事を書いている
私のブログが影響することはないと思いますが(笑)、これは難しい問題ですね。確かに普段
のんびりしている店が突然いつもと違う客層で溢れ「?」となった経験は私にもあります。
特に閉店廃業情報がSNSに挙がると普段絶対出来ない行列が出来たりとか。でも今の世の中それを
止めさせる方法はなかなか無いですものね。店側がSNSを活用している例もある訳だし…。
>ハリーさんこんにちわ。... への返信
>>この手のお店はいつ閉店しても不思議じゃないですし、唯一無二なんで機会があれば(通し営業なんで)時間ずらしてまた行ってみたいです
まったく!!
ワタシもこの近くの某店(現在廃業済み)へ行く途中に前を通って、予備知識ナシの状態で
「いずれはココも入ろう」とは思ったもの。
本当にいつ閉店するか判ったもんじゃないですね。
>いつ閉店するか
現在の廃業続きの状況をみると、昭和40~50年代に創業した喫茶店がどれだけ多かったかと
びっくりしますね。どの店も地元に根付いて息が長い。これらの店がこのまま減少したら…
かなりつまらないことになりそうです。
ついさっきニュースで岐阜市の喫茶店が食中毒で営業停止になったと聞いたんですが、流れた映像に閉店の張り紙があったような気がします。
店名聞いて驚いて画面見たんで確証はないんですが、これで閉店だとしたら本当に残念です。
探してみたら同名の別店舗でした。
張り紙によると、58年という長きに渡り頑張ってきたお店なんでお気の毒です。
以前は不謹慎ですが、死人でも出ない限り食中毒程度では閉店することはまずなかったんですが、残念です。
八代の「やしろ」
あそこ58年もの歴史があったんですね。外観からはそんな感じに見えず、入ったことありませんでした。
大勢の学生が利用していたというのが意外でした。学生にとってもいい店だったんでしょうね。