青木喜久代女流名人に加藤啓子五段が挑戦する「第19期女流名人戦」第1局は、2月21日に日本棋院「幽玄の間」で行われ、黒番の加藤五段が青木女流名人に6目半勝ちしタイトル奪取へ好スタートを切った。
第2局は28日、東京・日本棋院で行われる。
(産経囲碁Webより抜粋)
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中盤までは加藤五段の大模様作戦に青木女流名人が堅実に打ち回し、優勢との評判でしたが後半、大事な局面で後手を引き加藤五段に追い越されたようでした。
加藤五段は昨年、溝上八段と結婚。私生活も充実して、念願の初優勝に意欲を燃やしていると思われます。
青木女流名人は本棋戦で通算優勝5回、女流タイトル獲得数は10個で歴代タイ記録だそうです。
三番勝負ですので加藤五段にとってはタイトル奪取に王手。注目の第2局は明後日(2/28)、どちらを応援か迷うところです。
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先日、女子テニスの4大タイトル賞金がすべて男子と同額になったとのニュースがありました。
テニスに比べると、囲碁の賞金格差は隔絶の感があります。
「名人戦と女流名人戦」、「本因坊戦と女流本因坊戦」、いずれも女流タイトルの賞金は2割にも満たない金額のようです。
せめて5割くらいは・・・・と思いますがどうでしょうか。
ただ囲碁の場合、女流は一般棋戦と女流棋戦の両方に出場できますので、テニスやゴルフと同様とはいえないと思いますが・・・。