天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第49期名人戦第3局/芝野が初勝利

2024-09-19 21:00:00 | プロ棋戦

第49期名人戦七番勝負第3局が三重県鳥羽市「戸田家」で9月17日(火)・18日(水)に打たれ、
芝野虎丸名人が一力遼棋聖に白番中押し勝ちをおさめシリーズ初勝利、1勝2敗とした。第4局は10月10日(木)・11日(金)に大阪府守口市「ホテルアゴーラ大阪守口」で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

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1勝を返した芝野名人、怒涛の攻めで寄り切りました。
敗れた一力棋聖、必死のシノギも及ばず・・・。
本シリーズ、芝野さんは厚みからの攻め、一力さんは実利からシノギのパターンの多いようです。

一力さんは世界戦優勝(応氏杯世界選手権)し、久しぶりに囲碁界のニュースが注目されています。

今日の毎日新聞「余禄」より抜粋
「あらゆる文物、技芸学術も、国運の盛衰にともなふことは、歴史に明らか過ぎる」。川端康成が書いている。呉清源から清朝では国力が弱まるにつれ碁も衰えたと聞いた。
アジアの囲碁界をリードしてきた日本が中韓の後じんを拝するようになったのも経済の「失われた30年」と重なる。
遼神(一力棋聖)の快挙は国内でも人気を高める反転攻勢の契機、中韓2強時代を終わらせ、囲碁の三国志を再活性化させてもらいた。

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1年前の記事(2023-09-19):第10回首都圏カップこども囲碁団体戦


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