天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第67回女流アマ選手権/藤原彰子さん、3度目の優勝

2025-03-22 21:00:00 | アマ棋戦

「第67回全日本女流アマチュア囲碁選手権全国大会」が、3月8日(土)、9日(日)の2日間、日本棋院東京本院で開催された。全国から集まった96名の頂点に立ったのは、東京・千葉代表の藤原彰子さん。2014、2015年の連覇後、2度の準優勝に泣いたが、10年ぶり3度目の栄冠を手にした。

 ・優勝 藤原彰子(東京・千葉)
 ・2位 宇根川万里江(東京・千葉)
 ・3位 西方彩華(関西)
 ・4位 林むつみ(東京・千葉)
   (日本棋院HPより抜粋)

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ベスト4の選手を見ると、西方さん以外は上位入賞の常連ですね。
もう少し新旧選手の入れ替えがあった方がいいと思いますが、若手は参加を遠慮か・・・。

群馬代表の地田さん、佐藤さんは予選敗退。全国の壁突破はいつか・・・。

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1年前の記事(2024-03-22):プロ棋士ペア碁選手権2024/上野・芝野ペアが優勝

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十段戦五番勝負第2局/芝野九段が2連勝

2025-03-20 21:00:00 | プロ棋戦

第63期十段戦五番勝負第2局が3月17日(月)に和歌山県の 「ダイワロイネットホテル和歌山」で打たれ、芝野虎丸九段が井山裕太十段に白番2目半勝ちをおさめシリーズ2勝0敗とした。

「芝野九段がタイトル奪取に弾みをつけた、苦しくなった井山十段」
   (日本棋院HPより抜粋)

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タイトルに王手をかけた芝野九段(25)、手厚い碁形からリードを守り切りました。
カド番に追い込まれた井山十段(35)、形成判断に誤算か・・・。

芝野さんは今年になって9勝1敗と絶好調、その1敗も農心杯で韓国・朴廷桓九段との一敗。十段獲得が濃厚か・・・。
一方、井山さんは9勝7敗、直近の棋聖戦、十段戦では5連敗と苦戦。十段防衛は赤信号・・・。

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1年前の記事(2024-03-20):第66回女流アマ選手権/内田祐里さんが2度目のⅤ

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SENKO CUP 女流最強戦/上野梨紗が初優勝

2025-03-18 21:00:00 | プロ棋戦

日本主催の女流国際棋戦、「SENKO CUPワールド碁女流最強戦2025」が3月14日(金)に開幕し、16日(日)には決勝戦と3位決定戦が行われた。決勝は韓国の崔精九段と上野梨紗三段の対戦となり、上野が白番半目勝ちをおさめSENKO CUP初優勝となった。
   (日本棋院HPより抜粋)

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優勝の上野梨紗三段(18)、ヨセの妙手でキッチリ半目勝ちでした。
敗れた崔精九段(28)、最後のウッカリで無念・・・。

本棋戦は姉の上野愛咲美さん(23)も2022年に優勝、姉妹での国際棋戦優勝は快挙ですね。
愛咲美さんのコメントに「私、相手が強ければ強いほど、のびのびと打てるタイプなので(笑)」とありました。
梨紗さんも同じ勝負師の血統でしょうか。

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1年前の記事(2024-03-18):付かず離れず・・・

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ルールとマナー

2025-03-16 21:00:00 | 囲碁

こども囲碁教室でよくトラブルになるのは、「石を動かした、反則だ!」、「いや、石から指を離していないからOKだ!」という押し問答。
私は「ルールは反則ではないが、マナーとしては良くない」と教えています。
異論はあるでしょうが、正論だと思っています。

ルールの問題で「LG杯棋王戦・決勝三番勝負」、中韓で大事件となりました。
中国の柯潔九段がアゲハマを碁笥の蓋に置かなかったことが原因。韓国ルールでは「アゲハマを蓋に保管しなかった場合、1度目は2目の罰則(ー2目)、2度目は反則負け」が定められているとのこと。
結果、第2局は審判が反則負けを宣言し勝敗が確定。第3局も反則負けが宣言されるも、中国側が抗議し2時間15分ほどの対局中断。結果的に柯潔九段が途中で対局場を去り、棄権負けという結果となった。

中国ルールではアゲハマは勝敗に影響ないということで、フタに置く意識がなかったようです。
国によってルールが異なるのは問題ですが、後味の悪い結末でしたね。

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1年前の記事(2024-03-16):名人戦リーグ/余正麒と一力棋聖、4連勝首位

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棋聖戦第7局/一力棋聖が4連覇

2025-03-14 21:00:00 | プロ棋戦

第49期棋聖戦七番勝負第7局が山梨県甲府市「常磐ホテル」で3月12日(水)・13日(木)に打たれ、一力遼棋聖が井山裕太王座に白番中押し勝ちをおさめシリーズ4勝3敗でタイトル防衛となった。

「カド番からの3連勝で一力が棋聖4連覇」
   (日本棋院HPより抜粋)

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4-3でタイトル防衛を果たした一力棋聖、最終局は終盤の読み合いで逆転しました。
敗れた井山王座、スタミナ切れか・・・。

一力・四冠と井山・三冠の頂上決戦、一力さんが第5局から3連勝で逆転防衛を果たしました。
本シリズは一力さんの終盤力・精神力の強靭さに脱帽ですね。



3-1から逆転を許した井山さん、世代交代にマッタをかけられるか・・・。

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1年前の記事(2024-03-14):第71回NHK杯/一力、4度目のV

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映画/名もなき者(A COMPLETE UNKNOWN)

2025-03-12 21:00:00 | 映画

・作品名:「名もなき者(A COMPLETE UNKNOWN)」
・出演:ティモシー・シャラメ、エドワード・ノートン、エル・ファニング、モニカ・バルバロ、他
・作品情報
1960年代初頭、フォークギターだけを手に、ニューヨークへ降り立った青年、ボブ・ディラン・・・。
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先日、ボブ・ディランの音楽シーンを舞台にした「名もなき者(A COMPLETE UNKNOWN)」を観てきました。

「フォーク界のプリンス」などと祭り上げられますが、彼の音楽性・方向性と他者の評価・期待に溝が生まれてきます。その葛藤の行方はいかに・・・。

20代の頃、カントリーやフォークなどの楽曲を仲間と真似していました。
ボブ・ディラン、ジョーン・バエズ、PPM(ピーター・ポール&マリー)などが唄う反戦歌(風に吹かれて、花はどこに行ったの、勝利を我等に、等々・・・)。
ただ日本の多くの若者は、反戦運動に特別共感する訳でもなく「カッコいい」という気分唄っていたような気がします。

社会と音楽との関係性、ムズなところで・・・。

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1年前の記事(2024-03-12):春の足音

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防御は最大の攻撃

2025-03-10 21:00:00 | 囲碁

先週(3/9)のNHK囲碁講座は「優勢を逃がすな」で、NHKテキストの表題に「防御は最大の攻撃」とありました。
よく言われているのは「攻撃は最大の防御なり」。
「攻撃」と「防御」、どちらを優先させるのか・・・。

ケース・バイ・ケースでしょうが、プロや高段者は「防御」を重視しているようです。
ザル碁党の場合は、「攻撃は最大の防御」優先で薄みを突かれ撃沈・・・。

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1年前の記事(2024-03-10):棋聖戦第7局/一力が3連覇

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棋聖戦第6局/一力の勝利で最終局へ

2025-03-08 21:00:00 | プロ棋戦

第49期棋聖戦七番勝負第6局が神奈川県箱根町「ホテル花月園」で3月6日(木)・7日(金)に打たれ、
一力遼棋聖が井山裕太王座に白番2目半勝ちをおさめシリーズ3勝3敗とした。

「一力棋聖が逆転勝利、連敗で追いつかれた井山王座」
   (日本棋院HPより抜粋)

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3-3のタイに持ち込んだ一力棋聖、終盤に一瞬の隙とらえての逆転勝利でした。
敗れた井山王座、一力さんの気迫にひるんだか・・・。

第4局で井山さんがカド番に追い込みこれは・・・と思いましたが、そこから一力さんの2連勝で最終局へ。
一力さんの終盤力の強さ、井山さんは忍耐の最終局になりそう・・・。

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1年前の記事(2024-03-08):詰碁ノック

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第72回NHK杯/ベスト4決定

2025-03-06 21:00:00 | プロ棋戦

◆準決勝第1局
 ・余 正麒八段 VS 佐田篤史七段
◆準決勝第2局
 ・井山裕太王座 VS 平田智也八段
     ◇
◆準々決勝
・余 正麒八段 中押勝ち 芝野虎丸九段
・井山裕太王座 中押勝ち 一力 遼NHK杯
・佐田篤史七段 中押勝ち 富士田明彦七段
・平田智也八段 中押勝ち 許 家元九段

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NHK杯も大詰めで準決勝となりました。
本命は井山さん、対抗は余さんと予想しますが、結果は・・・?
余さんと佐田さんは関西棋院、井山さんは日本棋院関西総本部と関西勢の威勢がいいようです。
平田さんはこれまで上位進出はありませんが、ダークホース・・・。

準々決勝の本命対決(井山 VS 一力)、井山さんの軽快なシノギが光りました。
先週の「平田 VS 許」戦、終盤での大石の攻め合い、平田さんの積極策が実りました。

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1年前の記事(2024-03-06):女流レジェンド戦決勝/小林泉美が優勝!

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十段戦五番勝負第1局/芝野が先勝!

2025-03-04 21:00:00 | プロ棋戦

井山裕太十段に芝野虎丸九段が挑戦する第63期十段戦五番勝負第1局が3月3日(月)に東大阪市 「大阪商業大学」で打たれ、挑戦者の芝野が黒番中押し勝ちしシリーズ先勝とした。
   (日本棋院HPより抜粋)

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初戦を制した芝野九段(25)、中盤でタネ石を取って優勢となりました。
ホームで敗れた井山十段(35)、終盤の粘りも及ばず・・・。

前期は井山さんが3-2(●○●○○)で芝野さんから十段位を奪取、芝野さんにとってはリベンジマッチとなります。
現在、無冠の芝野さんですが前年までは3強(一力、井山、芝野)の一角、無心でタイトル奪取なるか・・・。

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1年前の記事(2024-03-04):テレビドラマ「さよならマエストロ」

 

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