こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

団塊世代の人の本・・・2009年12月の読書記録

2010年01月02日 | 読書、映画、音楽、美術
12月の読書メーター
読んだ本の数:3冊読んだページ数:715ページ

Aiは病理解剖を不要と考える検査手法と思っていたが、間違いだった。大多数の日本人が死因を見た目だけで決められているということも知らなかった。死亡時の画像によるスクリーニングが半数近くで行われ、その2割でもが要剖検となるだけで、病理解剖の数は飛躍的に伸びることになる。そして、病理医は臨床により近い剖検を、病院病理医として行えるようになる。Aiを基本的な医療政策として捉えていく必要がある。読んでよかった。読了日:12月25日 著者:海堂 尊

燎原の火のごとく日本のすべてを食い尽くしてきた団塊世代の人に、このようなことを言う資格はあるのだろうか?バブル(団塊が40代)も、女子高生ブーム(同時期)も、援助交際(団塊が50代)もこの世代が現出し、若者を踊らせ、若者を食い物にしてきたということは自覚しているのだろうか?そして、著者ら団塊世代が、若者とどうかかわり、どう育んできたか?ということを論じて欲しい。内容は身の回りで気がついたこと、雑誌の記事、そういったことが主な情報源で、論じている世界は狭小だ。読了日:12月15日 著者:速水 敏彦

私は、思考力=人間力と考える。人間力のある人は、会話をしていても、魅力的で、楽しい。一方、人間力のない人と話しても話は広がらない。ネットをいじっていても、すぐに行き詰まるのは、相手が人間力を持っていない、コンピューターだからだ。人間力をのばすことが、これからの教育に求められるだろう。でも、人間力の無い人が教師になっている場合はどうしようもない。ましてや、教育年限を6年にのばしたところで意味はない。三つ子の魂百まで、のとおり、幼小児期にいかに人間力を育むかを、真剣に考えないといけない。読了日:12月11日 著者:外山 滋比古

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