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こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

お年寄りと一緒に暮らすこと

2010年11月20日 | 妻の名言
昨年まで住んでいたマンションでのこと。
退去する寸前まで、管理組合の理事長をやっていたので、いろいろお世話をさせてもらっていた。しかしながら、”やらされている”という意識が強く、とても面倒に思っていた。
ところが、妻は違った。
「みんなが、仲良く暮らせたら、それが私たちの幸せになるわ。」という。
それはそうだが、実際そんなことは出来るわけないし、どうやっていいかもわからない。
だけど、そういう事は一朝一夕にできるわけではないが、少しずづつみ重ねることを、実践していた。
管理組合で消防訓練を開くに当たり、
全部のお宅を回って、気がついた事ととして、私にメールを送ってきた。
「皆さん足腰が痛くて(痛くなってしまうので)、消防訓練のように長い時間外に立つ事は控えたいそうです(だから、参加したくない)。
マンションの住民は高齢化しているので、そう言う声を大切にして直ぐにでも対処しないといけないと思います。逆に言えば、そんなことで大事な訓練に出ていただけるならば準備したほうがマンションの為だと思います。」
全部の家に回るのも、いくら理事長の妻だからって、責任感強すぎるし、めんどくさくない?とおもいつつも、大したものだと。
これも、以前から妻が復活させたのだが、管理組合のあとの懇親会。住人みんなが若い頃は、何度かやっていたようだったが、ここ10年近くは途絶えていた。これにしても、色々言う人がいるので、管理組合としてはやりたくはなかったのだが、住民相互の顔を知っておくのはとても大事なことだからと、復活させた。
やればやったで、みんな集まってくれて、少々文句は言われるものの、みんな楽しそうだった。

結局は、管理組合の煩わしさもマンションをでる理由の一つではあったが、ああいう共同住宅でもそういったことの楽しみ方というのはそれなりにあったのかな、と、今は思えるようになった気がする。