こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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『あまちゃん』で知ったテレビの作法

2013年07月16日 | 日々思うこと、考えること
4月からがんばってくれているレジデント君の機嫌が朝からあまりよろしくない。
どうしたことかと聞いてみると「だって、先生が(昨日)話しちゃうから」という。

たしかに、昨日朝一番で、「そういえば、アキちゃんがさ・・・」と、現在大ヒット中のNHKの連続テレビドラマ『あまちゃん』の内容を話した。
それがよくなかったようだ。
彼はその回を録画しておいて後から観る予定だったらしく、私にその話をされてしまって・・・、要するにネタバラシをされてしまったために少々へそを曲げてしまったようだ。

そういえば、ひと月ほど前に福山雅治主演の『ガリレオ』の話になった時、スタッフのドクターが瞬時に「ダメ、まだ観てないので、話さないでください」、と遮った。
彼の判断は正しく、あやういところで彼はネタバレを免れた。
『ガリレオ』は推理ドラマなので致命的なことになる寸前だった。

テレビを見る、というかテレビのことを話題にするには作法がある。
昔(といっても、考えてみれば大昔)だったら、録画が無かったので、”見逃し”ということがあった。
だが、いまは誰がいつ、どこでみるというのは、それぞれの自由だ。番組表にあるとおりにいったん放映されたからといって、皆が皆観終わった、もしくは見逃したとは言えない。“後から観る”がある。
「まだ、観てない」というのは、映画のロードショウ同様に、テレビでも当たり前にあること。中にはとても楽しみにしている人もいるのだから、話題にする時には注意していないといけない。

テレビの作法といってもいろいろある。『あまちゃん』ではアキちゃんを通して、テレビ(というか、芸能界)の作法のようなものも垣間みることができて、これもまた興味深い。

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