こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

まるで蒸し風呂

2013年07月22日 | 通勤・交通・旅行
病院を出たとたん、体中に水滴がまとわりついてきた。
小雨が降っていたので傘を取りに医局に戻る。歩きをあきらめてバスにしようかと、バス停を見やったらら、丁度いってしまったところだった。

夜なので、次のバスまでは10分以上待たなくてはならない。
仕方なくいつもの道を歩くことにした。
だが、あたりは蒸し風呂のようで息苦しささえ感じる。
気温は30度ほどだろうが、湿度はいったいどれくらいなのだろう。

なんで私はこんなところをこうして歩いているのだろうと、唐突に思う。
ひとけの少ない夜の住宅街。宅急便の車が目の前を横切っていく。

これから一時間以上かけて、家に帰るのが億劫に感じられ、足が止まりかける。
雨はなかなかやまないが、月が遠くで顔を覗かせつつある。
駅まで半分を越えたところで、さっきの宅急便がやってきた。どこかの家に配達をしてきたのだろう。その間、私はひたすら歩いていた。



すでに汗だく。
首まわりが気持ち悪い。

歩くうちに雨は止んだ。もはや傘は不要だが、帰りの電車で忘れないようにしなくてはいけない。予報では明日も雨。今からうんざりする。

駅にたどり着いたら、後ろから、一本後のバスが追いついてきた。

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