こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

つらい、時代

2013年10月10日 | 日本のこと、世界のこと
連日、これほどまでにつらいニュースが続くと心が折れそうになる。
枚挙にいとまが無いとは、まさにこのことで、つい先日記事にしたばかりなので、今日ここでそれらを列挙するのは止める。
一方、明るいニュースといったところで、何があるだろう。

今週はノーベル賞週間で、連日その話題がでるが、科学技術、文明の進歩が人類に必ずしも幸福をもたらすものではないことは、ずいぶん前から誰もが感じている。
頑張った先、努力した先には必ず幸せがあると信じていた時代があった。
何のため頑張るのか、努力したらどうなるかなど、どうでも良かった。

だが今は、頑張ってもその目的はわからないし、努力の先に何があるかわからない。
幸せというものの輪郭が、ぼんやりしている。

それともそれこそが本当なのかもしれない。

いずれにしても、幸せ(もしくはそう考えられていたもの)の価値観が大きく変化している。
この人の幸せはあの人の不幸せ。
個人と個人、地域と地域、国と国。

全部幸せ、なんてことがないのは当たり前だけど、皆それぞれが、けっこう大きめの不幸を感じている時代。
今はそんなつらい時代になってしまっている。