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こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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よりよく生きるにはどうしたらいい?

主婦/主夫は家族のマネージャー

2013年11月29日 | 家族のこと
長男が生まれた時から専業主婦になった妻が、毎日やっていることを一つ一つ考えてみると、実に色々な仕事を切れ目なく行っているものだと思う。

そもそも専業主婦/主夫というのは職業か、という議論がある。
男女間のかかわり合い、事象については、人それぞれ、夫婦それぞれ、様々な価値観があるので、どれが正しいのか、どれがあるべき姿なのか、などという議論自体が無意味である。それを承知で、私なりの考え、というか妻へのリスペクトをかね専業主婦/主夫について考えてみたい。


広辞苑によれば、主婦とは、一家のきりもりをしている人、女あるじ、というようなことになるようだ。スポーツチームで言えば、マネージャーである。

わが家では妻が、主婦としてわが家のきりもりをしてくれている。時々、主婦であることについて共働きの女性から嫌みを言われることがあるらしい。さすがに、三食昼寝付き、というような言われ方は無いようだが、一日中家にいるなんて信じられない、とか言われたり、配偶者控除のことを不公平だと言われたり。
私自身、少しは稼いでくれたら楽になるのに、なんて無神経に言ったことがある。



こういったことは、主婦/主夫に対してずいぶん失礼な話だ。一家を切り盛りする、と一言でいっても、それは大変なことだ。
わが家でいえば、妻は朝起きたら、まずは家人一人一人の顔色を見て、精神状態、健康状態をチェックすることからはじまる。朝食の用意から、駅までの車による送迎、犬のえさ、掃除・・・。銀行に行ったり、保険の更新をしたりと家計のやりくりは家族にしかできない。
これらを高いレベルでこなすとなると、努力も必要になる。


家事だけで終わるのなら、手の抜きようもあろうが、それだけでは終わらない。主婦/主夫だから、ということでPTAの仕事も多く任される。これらはすべて無償。地域の自治会、子供会の役員も任される。これらも当然のごとく無償である。

などなど、専業主婦が無償で回していることは多いが、これらを評価してくれる機会は少ない。
これからの少子高齢化社会、女性労働力には大きな期待が寄せられている。
だが、専ら家事に従事するというのも相当な労働であり、仕事との両立はなかなか難しいように思う。




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