電車で座っていたら、「高級葡萄」と書かれた箱を持ったおじさんが目の前を通り過ぎた。
”高級?”
いや、もちろん、ぶどうというものは元々が高級品であり、高価なものであるのは知っている。
それはさておき普通の感覚なら、自分が高級品を持っていることを周囲に知らせながら歩くことなどいないだろう。
ご本人も「私は高級品を持っているんだぞ」などという意識はないのだろうし、そもそもそんな風にみている人がいるなどということにも気付いていないとおもう。
となると、この「高級葡萄」というぶどうの箱に名前を入れた人の思いを知りたくなるところだが、そこまで調べるつもりはない。
だが、山梨に行った時に思わず同じ箱に詰められているかも知れないぶどうを買い求めようとするかもしれないが、「高級」なので手が届かないだろう。
驚いたことに、“高級葡萄”とネットで探すとたくさんヒットする(65万件)。ぶどうはぶどうではなく”葡萄”なのだ。
巨峰が一番好きです