こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

真実の愛なんてないけれど、結婚には愛情が必要

2018年06月12日 | 愛と女性とジェンダーと

 その人が書かれた本を読んでいないし、あまり(目の前に置いてあれば読むかもしれないが、無ければ)読む気もしないので、知ったようなことは言えないけど、”紀州のドンファン”と呼ばれていた資産家の男性は、四千人もの女性と交際したという。交際といっても、大人なので、それなりの関係のことを指すのだろう。目についた女性を次々と陥落させていったというのは凄い。四千人なんて、私なんぞは男女合わせてもそんなに多くの人ときちんと話したことなどはない。このブログだって、そんなに多くの人の目に触れてなんていないだろう。

 男性の多くは大なり小なりハーレム願望はあるが、件のドンファン氏は日々せっせと猟色し、その人数をカウントしていたようだ。でもこうしてそのことを文字にしてみると、なんだか少し滑稽で物悲しくもなる。私の旧い知り合いで、百人を目標に頑張っている男がいた。今ではそれなりの家庭を持っているようだが、顔を見るとその昔 、せっせと頑張っていた頃のことを思い出してしまい、なんだか付き合うのが面倒になり、だんだん連絡を取らなくなった。あちらもこっちがその頃のことを知っているのが嫌だったのかもしれない。

 ”真実の愛”なんていうものがあるとは思っていないが、四千人の異性と出会っても添い遂げられるような人とはなかなか出会えなかったというのは、一般の夫婦関係を維持することがいかに難しいことかということを示しているようだ。恋愛と結婚は別というが、それには無理がある。どのような形にしても、結婚生活には愛情が不可欠だ。結婚制度というものの是非を論じるのは難しい。一個の社会単位を作らせることで、生産性を上げさせようという、統治者の思惑もあるかもしれないが、基本的には人間関係の整理のためのシステムだろう。

 お前とお前は二人仲良く暮らし、その他にはちょっかいを出すな。としておけば、丸く収まる。

 そんな、社会的合意、というかルールが結婚だが、それには愛情が必要だ。愛情には多くの形態があるからこうあるべきというものが何とは言えないが、少なくとも結婚している二人を結びつける力となるものは愛情だ。逆に愛情を育むために結びつくのが結婚なのかもしれない。百人だろうが四千人だろうが、多くの異性と関係を持っても、そういうことのできる人と出会うのは難しいようだ。

 ミスマッチで愛情が湧いてこない、これ以上育たない、消えてしまったというのであれば、離婚というシステムもある。無理をして結婚を維持する必要はない。

モテない男のひがみか

ブログランキング・にほんブログ村へ←いいね!のかわりに→


にほんブログ村 シニア日記ブログへ にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

 PVアクセスランキング にほんブログ村