ネットにはいろんな質問サイトがある。最近よく読むのが、教えてgoo。質問のほとんどは若い人からのもののようで、人間関係についてのものも少なくない。質問を読んだり、それに対する回答を読んだりする。自分も読み始めた頃、2、3回回答を書いたが、自分の出る幕ではないと違和感を感じ、今ではもっぱら読むだけ。
違和感の原因を考えるきっかけとなったのが、ある質問。内容はよく覚えていないが、質問者は学校の先生か、部活のコーチの指導が厳しいということを訴え、最後に「これって、パワハラですか?」と締めくくっていた。
若い人の辛い気持ちを垣間見た気がした。
そして私と同じ様な歳であろう年長者の思いやりの無さも。
その質問主(トピ主、というらしい)はたぶん学生さんで、相談の対象となっているのは、中年以上の年配者だろう。その年配者は自分がそんな質問をさせるようなことはしていないと思っている。自分の行為がハラスメントだなんて思っているわけもない。質問への回答は読まなかったけど、たぶんそれをパワハラだというものもあったに違いない。私だって、そう回答していたかもしれない。そうしたら、質問主は、これをハラスメントだとどこかに訴え、問題になるかもしれない。
ハラスメントは、受けた人の感じ方次第という。ある意味防ぐことのできないことだけど、お互いが気持ちよく過ごすためには互いの領域を尊重することが大事になってくる。
努力が必要なのだ。
私は、このブログにああしよう、こうしようと考えたことを勝手に書いている。でもそれは自分で良かれと思ったことで、果たしてその”私が考えたこと”というのが、どこまで相手のことを考えてのことなのか自信が無くなる。これまでの人生を振り返っても、取り返しのつかないことをたくさんしてきた。でも、取り返しのつかないことは取り返しがつかない。そのことに対しては周りの人が判断する。
私にできることは、この先にしか無い。
”いつの間にか”大人になっている自分というのを改めて自覚し、生き方を考えていきたい。
何かあれば鏡を見る