こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

本の上梓(出版)

2016年05月12日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと

去年、10月の読書記録でちょっと触れたことがあったが、書いていた学術書がやっと完成し、コロ健、生まれて初めて本を単著にて出版することができた。

つらかった時期に応援してくれた臨床の先生に監修していただき、こちらが勝手に盟友と思っている病理医に執筆に際してのアドバイスをいただき、それぞれ、監修、執筆協力として、表紙に名前を並べさせていただいた。

今回の病理学会にもギリギリ間に合い、書籍ブースに置いてもらうことができた。

相当、狭い領域のことなので内容は割愛するが、その領域について日本の診断水準を向上させるものになって欲しいとの願いを込めて書いた。

書物を書いて、出版した以上、私のこの本が日本の医療の向上に必ずつながると言おう。

病理医がこういったことをなすのは、たいした才能が必要ではない。

コツコツと、毎日毎日、丁寧に記録し、それを蓄積していくしかない。頑張ったのではない、毎日コツコツまじめに過ごしただけだった。

仲の良い病理医にそんなことを、「たいしたことしてないんですよね」といったら、「病理医は、それしかないでしょう」と言ってもらった。

私のような、普通の能力しか持ち合わせない人間でも、コツコツやれば必ず何かものになる。自分がやってきたことは間違っていなかった。

山を捨てた結果、そして、10年以上の山ごもりの結果。

 

 病理医、臨床医さらにはすべての関係者のお役に立てますよう

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ



最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
祝 初上梓 (荻野誠人)
2016-05-13 10:47:49

御著、ご出版、おめでとうございます。

本を出すというのは、色々な意味ですごく嬉しいものでしょう。
なかなかできることではないですし、それまでの自分の歩みが形に
なったわけですし、図書館などに所蔵されて永久に残りますし・・・

表紙の写真を拝見したいところですが、それは残念ながら無理ですね。

ますますのご活躍を。それではまた。

返信する
研究者 (みや)
2016-05-13 12:54:30
コツコツと毎日丁寧な記録、その膨大な記録を系統立ててゆく、コロ健さんは謙遜されていらっしゃいますがこれこそたいした知的才能なのでしょう。毎日コツコツとが出来ないからすきな道の研究者になれなかったと、最近あるジャーナリストが述懐していました。

今、神奈川県の天気は清涼にして、今日の記事のように爽快です。
祝、祝、祝 !
返信する
ありがとうございます (コロ健 to 荻野さん)
2016-05-13 17:39:01
荻野さん、ありがとうございます。
気にかけていただき、ありがとうございました。結局生きていくわけですが、生きるヒントを教えていただきました。そして、なんとか乗り切って、ここまでこぎ着けました。これからも、よろしくお願いします。
返信する
幸運 (コロ健 to みやさん)
2016-05-13 17:42:05
みやさん、いつも応援ありがとうございます。病理医という仕事が、医学の解析、記録係だったというのは、私にとって何よりの幸運だったのだと思っています。
返信する
おめでとうございます (さき)
2016-05-13 21:37:09
しばらくぶりにブログ拝見しました。
本を出されるまで、大変な時間がかかったと思われます。
コロ健先生に与えられた使命と役割かも知れませんね。
返信する
使命と運命 (コロ健 to さきさん)
2016-05-14 07:00:39
ありがとうございます。
こうすることを、神様が望んでくださっていたのだとしたら、これ以上の幸運はありませんね。感謝して、謙虚に生きて行きたいものです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。