こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

床屋

2010年10月16日 | 日々思うこと、考えること
床屋の値段、というのはいくらぐらいが適当なのだろう。
ここ2年はQBハウスがお気に入りだ。何かの学会で福岡に行ったときに、駅前のQBハウスに入って、10分1000円の分かりやすさが気に入ってよく行っていたが、最近は人気が出てきたのか、いつ行っても赤ランプ。これなら普通の床屋に行くのと同じ、ということになってきて、しばらく行っていない。以前は美容院に行っていたが、美容師と話すのがご機嫌取りのような感じになってしまい、「なんで、客が気を使わないといけないんだ」という気持ちになり、やめた。

さすがに、髪も伸びてしまったので、何処か行かねば、ということで、行くことにしたのがまだ行ったことのない、格安床屋、「総合整髪1680円」の床屋。
行ってみると、なんだか、フリーっぽい床屋さんがたくさんいて、そのうちの一人に切ってもらうというシステム。
バリカンを使うと安いのだが、使わなかったので、1980円。
洗髪あり、髭剃りあり、でたしかに総合整髪なのだが、なんとなく物悲しい。

こう考えると、街の床屋3000円というのは妥当な値段なのかもしれない。
でも、よくしゃべるんだよな、床屋って。相手するのが結構疲れる。

院内のカンファレンス・・・特訓

2010年10月15日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
今週はずいぶん疲れた。
先週の金曜まで、学会やら研究会やらちょこちょこあり、やっと終わったーと思っていたら、月一レベルのカンファレンスが2件あり・・・上司が担当のカンファレンス2件もあって、計4件。

カンファレンスの担当というのも結構疲れる。
各科の内容について、臨床医は当然スペシャリストであり、その分野については病理医もスペシャリストだと思われている。確かにそういう病理医もいるにいるが、私はそうではない。
そうではないうちに、勝手にそうされてしまっているのだが、そのことは言えない。
従って、そのたびごとに勉強をするのだが、所詮は付け焼刃、つらいことはたくさんある。
だから、カンファレンスというのも結構疲れるわけだ。
院内で、特訓を受けているようなつもりでいるしか無い。
そういった意味では、とてつもなく厳しい質問をしてくる臨床医は敵ではなく、ありがたき師として大いにディスカッションすることがいいのだろう。

仕事に関して、嬉しいことがひとつある!
たまりにたまっていた、電顕の結果報告が2週間以内に追いついた。検査技師さんのおかげでもあるのだが、嬉しい。このペースを続けていけるように、引き続き、頑張っていこう。


さあ、この調子で剖検報告も2ヶ月以内に追いつこう!!・・・・・・・

今日は何がある日?

2010年10月14日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと

今週は月曜が休みで、たったの3日目なのに、なにがある日かよくわからなくなる。
病理診断科にも外来はある(火曜と水曜の午後)のだが、いらっしゃる患者さんの数が少ない。
内容は、セカンドオピニオンか、剖検の結果説明がほとんどで、組織診断の結果説明を求めにくる方はあまりいないので、上司とあわせ、外来の件数は月に2、3件といったところだ。
となると、ルーチンワークとなるのだが、レジデントの先生に切り出しを任せていると、レジデントの先生が慣れてくるとだんだんチェックもいらなくなってきて、当番日もあやふやになってくる。
そうなると、今日はなにがある日だろう、となる。

もちろん、サインアウトしなくてはいけない標本は山積みになっているので、ひたすら顕微鏡の前で頑張っているのだが、朝病院に着いて、午前中3時間、昼食をとって、午後7時間くらいぶっ続けで顕微鏡の前にいると、一日があっという間で、曜日の感覚もなくなる。
多分、カンファレンスの一つ二つがあって、迅速も1件くらいはあるのだろうが、覚えていられない。

そんなこんなで、今日はなにがある日だろう、と思いつつ、病院に着く。
手帳には何も書いてない。
それでも、仕事はたくさんあるので、心配は無いだろう。

路面電車

2010年10月13日 | 日々思うこと、考えること
熊本には路面電車が走っていた。
繁華街とJR熊本駅を結ぶ重要な足だった。結構な本数が走っていたし、料金は150円と安い。

鎌倉も江の電が腰越のあたりで路面電車として道路を走っている。
自動車の機動性に比べると、バスにも劣るゆったり感だが、空間も窓も広くて気持ちがいい。
なにより、周りの自動車に気を使いながらゆっくり走るのが、いい。

いまさら、路面電車のためのレールを敷くわけにはいかないだろうが、今あるものは、この先も是非残して欲しい。

2010年10月12日 | 鎌倉暮らし
うちのベランダからは、衣張山から朝比奈までみえるのだが、朝のうちは山に霞がかかっているのがよく見える。
風情があってとても綺麗だ。
朝日が雲に反射して綺麗な朱色を呈するのもいいし、鎌倉は朝夕もとても美しい。
残念なのは、今住んでいる家、西に山があって夕焼けが見えないこと。
綺麗な夕焼けを見るには、海までいかないとならないのだが、時間を合わせるのは結構大変だ。
最近は、日の入りがはやいから、夕焼けもすぐ来てしまう。
うーん、昔みたいに、一日海でゴロゴロしていられればよいのだが。

ところで、こういう時って、上の方は阿蘇の中岳と一緒なのかな。

家のこと

2010年10月11日 | 家族のこと
久しぶりに家のことができた。
掃除に、芝刈りに、納戸掃除。
画期的なのは青森ヒバチップを裏庭に撒いたこと。
フラットコーテッドレトリバーのナイト君(6ヶ月)が我が家に来てから、その糞の多さと臭いに驚いて、妙案は無いかと悩んでいたら、青森ヒバチップがいいと、いうことで早速購入。まずは3袋ほどを購入して撒いたら結構いいので、裏庭、縁の下に撒いた。

今日までの3連休、一度も病院に行かなかった。正確には、オンコールなので、遠出はしなかったと言うことで、緩やかに拘束されてはいたのだが、土曜日の衣替えから始まって(ちょっとはやすぎたが・・・)、法事に、掃除にと、家のことができてうれしかった。

体育の日ということで、近所の小学校から運動会の歓声が聞こえた。鎌倉市民運動会も開催されていて、鎌倉市はスポーツ一色だった。私も去年までは毎年参加していたのだが、町が変わってしまったので、今年は自粛。来年は?

よいリセットになったかな。

夫婦の会話

2010年10月11日 | 妻の名言

最近、妻の元気が無い。

歳のせいかもしれないが、家事も疲れるようだ。

「昔みたいに、(家具など)いろんなものを動かせなくなっちゃった」と言われて気がついた。

 

家を買って、そのメンテナンスが大変になって、1年近く経って疲れが出てきたのかもしれない。

私も鎌倉駅から400メートルほど遠くなっただけで、結構疲れる。

去年から今年は子供たちがそろって進学したということもあるし、疲れる要因はたくさんある。

 

元気を出せというのもかわいそうだ。

家のことも少しは手伝ってあげようと、先週は物置のこと、今日は貸し倉庫での荷物の入れ替えを一緒にやった。

 

気がつくと、ひとりごとのようなつもりで妻に色々話していた。

考えてみると、ひとりでいるのが好きなたちで、顕微鏡をみていると話をすることもないな、と気がついた。

 

家事の手伝いは、夫婦の会話にはちょうどいい。

妻とはたくさん話して、元気になってもらいたい。


2010年10月10日、大安吉日

2010年10月10日 | 家族のこと
祖母の13回忌があり、法事の会食をみなとみらいで。

すごい人出だった。
三連休、中日、特に2010年10月10日、大安。ということで、大変だった。
店の予約も大変だったのだが、結婚式をした人も、呼ばれた人も大変だったんじゃないかな。バッティングとかもあったんじゃないか。

そもそも10月10日は晴れの特異日。私の親友の一人も、まだ、10月10日が体育の日だった頃に、結婚式を挙げていた。

昨晩までの大雨で、今年はどうなるかと思ったが、西日本から天気は持ち直し、墓前での供養の時間(12時)には晴れ間ものぞき、午後には晴天。ほっと一安心。

すごい人出といえば、横浜はAPECの警備で、おまわりさんもすごい人数だった。

みなとみらい地区、すべての交差点におまわりさんがいたように思う。



さようなら名靴

2010年10月09日 | 家族のこと
もう、5年くらい履いていたNew balanceの運動靴、さすがに靴底がペラペラになってしまったので、捨てることに。
買い替えるときに、靴屋さんで、「この靴、すごくよくて、ずいぶんはいたんだよね」
といったら、店員のお姉さんが、「この靴、人気モデルだったんですよね、New balanceの305って、後継モデルが出てるんですけど、それが今一で・・・」
なんだか、感動してしまった。
一緒にいた妻も、「ぼろぼろになっても、いつもいつも履いていたのよね、でも、納得、そんなにいい靴だったんだ」
と、得心がいったようで、面目を保つことができた。

もう、この子ともお別れかと思うと、淋しいが、最近歩いていて足首が痛くなるようになってしまっていて、それではしょうがない。

ということで、さようなら。

秋空

2010年10月08日 | 通勤・交通・旅行
だんだんと、秋空らしくなってきた。
季節季節の空というのは、周りの木立の影響も十分受ける。
当然ながら、赤や黄色に色づく前の木々の葉の色は最も影響がある。

空を見る時の空気も影響する。
春先の柔らかい空気と違い、夏の湿気が減っていくときの感触と言うのは清々しい。
通勤路は、都区内でも緑の多い方だと思えるところだが、それでも季節を全身で感じることが難しい。お庭や公園を見て歩いても、鎌倉の三方を取り巻く山のすがたには遠く及ばない。


以前、高尾にいたことがあるが、あそこもいい場所だったな。
少しばかり遠くても、郊外は住むに値する郊外と言うのはある。

タバコの値上げ

2010年10月07日 | いじめ飲酒とタバコとギャンブル
タバコが値上げになった。スーパーマイルドが410円と言うのは、確かに高い。
私が吸い始めた頃はブンタが150円位だったと思うから、倍以上。でもまだ安い。
一本、すなわち一回あたりのニコチン吸引料が7.5円が20円あまりになっただけで、ニコチン中毒の人にとっては対応可能な範囲だ。


景気が悪いときに値上げすると、よけいに景気が悪くなる、などと言っているバカな経済アナリストがいたが、
肉を切らせて骨を断つ。数十年後にはタバコ関連の疾患に関わる医療費が減って、経済効果は莫大なものになる。

タバコに関わる損失を隠して計上しないから、こういうことになるだけで、タバコによる経済的損失をじっくり計算してみたらどうだろう。医療費のみならず、一回あたりのニコチン吸引に関わる時間(約5分から10分)、これに付随するライター代、灰皿代等の設備費。
ついでに、ライターの事故で亡くなる人の損害も入れたらどうだろう。

こういった、国家としての損害額から、葉タバコ農家への転作支援金を差し引いて、どちらが残るか。赤字となるなら問題だが、果たしてどうだろう?

私はやったことが無いが、今回もカートン買いの人がニュースに出ていた。そんなもの、吸い尽くして、すぐに無くなっちゃうし、”無くなる”という恐怖で、さらに本数も増えるので、やめておけばよかったのに、と思う。

もう、これ以上、頑張って吸うのは疲れませんか?

東名集中工事

2010年10月07日 | 通勤・交通・旅行
東名高速が集中工事をしている。そのせいだろう、首都高用賀料金所の手前の死ぬほど並んでいる渋滞が、ない。


おとといあたりは、東京料金所のあたりで事故でもあったかと思っていたのだが、そうではないようだ。
普段使う車はそれなりにいるのだろうけど、それにしてもこれだけ減るとは。びっくり。
写真の右が東京方面行きの上り車線。
ちなみにふだんはこう


おかげで、三京とか、横新が混んでいると言う噂だが、実際のところどうなっているのだろう。
しばらくは、鎌倉から東京へ車で出かける予定が無いのでわからない。東名集中工事は来週いっぱいのようなので、見届けることは無理か。
それにしても、東名から首都高への大量の流入が無ければ、村上春樹の1Q84の出だしはどうなっていただろう?
青豆さんが、池袋にタクシーで向かっていたら、大渋滞で、板橋本町辺りで梯子を降りたら、そこは別の世界だった。なんてなっていたのかもしれない。
池袋にも東武ホテル(ホテルメトロポリタン;現JR系)があったわけだし。でも、開業が1985年なので、1Q85になる。
中央線はさんで、線対称だし。

やっぱだめ?

祝!1周年

2010年10月06日 | 通勤・交通・旅行
はやいもので、通勤経路を変えて1年が経った。バスの定期も購入せず、背水の陣で臨んだわけだが、なんとか続けてこられた。

自宅から鎌倉駅まで自転車で10分、電車に乗っている時間が乗り換えを含めて1時間5分、これに徒歩35分なので、片道1時間50分。往復3時間40分だから、毎日小旅行だ。自動車を使うと50分ほどなので、この手もあるが、自動車通勤は毎日となると、結構疲れる。
病院の宿舎に入っている先生もたくさんいるが、いろいろな意味で、ちょっとしんどいし、鎌倉以上の住環境を私は知らない。

さて、朝と帰り、それぞれ35分ほど歩くのだが、一日70分歩くのは、けっこういい。
よせばいいのに、いろいろ荷物を詰め込んでいるので、カバンが重いが、両手を振って歩くと15分ほどで汗ばんでくる。

それにしても、今年の夏はよく頑張った。
毎日着替えを用意して、下着はもちろんシルキードライ
現在発売していないようだが、本当に重宝した。

さあ、この先、何年続けられるか。
今の勤務先がつらくなるか、歩くのがつらくなるか。どっちが先だろう?

来年の今頃が楽しみだ。



いやなこと

2010年10月05日 | 妻の名言
今回は、「妻の名言」ならぬ、『娘の名言』

妻が、娘の中学校のクラスの懇親会で、娘達がいわれの無いことで、ちょっとひどい言い方で先生にとがめられたと言うことがあったそうで、そのことを娘になぜ言わなかったかを尋ねたら、
「そんなことあったかもしれないけど、嫌なことは忘れちゃうから」と返された。とくにいきさつを隠していたというわけでもなく、ごく自然のことだったようで、気にする風も無く、また別の意味で心配するようなことではなかった。

『嫌なことは忘れる』私としては、いつもそうしたいと願っているのだが、なかなかうまくいかないのに、娘ときたら大したものだ。
中一の今、こういった考えができるというのは、うらやましい。この先、少々のいじめにあったところで、「嫌なことは忘れちゃうから」という前向きの姿勢でいれば、きっと大丈夫だろう。健全な心で育っているようで、安心した。
それにしても、子供に教えられることは多い。

金木犀(キンモクセイ)

2010年10月04日 | 通勤・交通・旅行
熊本から帰ってきたら、東京ではキンモクセイが咲いていた。
そこここから、甘い香りが漂ってくる。

おおきな木は当たり前だが、小さな木も、よい香りを放っている。

しばらくは、朝晩の30分ウォーキングがとても楽しくなりそうだ。