【出合った鳥・主な高山植物】 ルリビタキ、ウソ、ビンズイ、イワツバメ(巣にヒナ)
チングルマ、ニッコウキスゲ、ミヤマリンドウ、キンコウカ、ヨツバシオガマ、イワオトギリ、トキソウ、ウメバチソウ、ウサギギク、シロバナトウチソウ、シロバナニガナ、ウズラバハクサンチドリ、
コイワカガミ、ヒナウスユキソウ、アヅマシャクナゲ、モミジカラマツ、ハクサンイチゲ、ハクサンフウロ、アオノツガザクラ、アカモノ、ヒナザクラ、イワイチョウ 他
コマドリを求めての今季2度目の蔵王であったが、コマドリはおろかウソも出ず・・・さて、どうしようかと考えた末に浮かんだのが「御田ノ神」湿原だった。名前も場所も聞いてはいたが、一度も訪れたことのなかった所だ鳥はあっさり諦め、高山植物に切り替えることにした。刈田岳駐車場から道路を山形側に500mほど下ったところにある。今日は「海の日」で祝日と言うことで、お昼近くになって、たくさんの車が上がってくるので、三脚を担いですれ違うのが結構勇気のいるところだった初めて訪れた湿原は、ワタスゲが一面咲き、それにキンコウカ?の黄色とサワランの赤紫色が彩りを添えていた避難小屋までの木道の散策路があり、ぐるっと一回りしても2,300mほどの小さな湿原だった。途中、ウソの声が聞こえ探したが、姿は見えず・・・アキアカネがサワランやワタスゲにとまるところを撮って、本日は終了となった。野鳥は全然だったが、久しぶりに高山植物を堪能することができた。
友人に「高山植物見に、蔵王に行かない?」と誘われ、友人二人と蔵王にフラワートレッキング。目的は芝草平のワタスゲ。一面、白いふわふわ綿のじゅうたんが見所だ。ところで、芝草平って、どこ???実は、芝草平に行ったことがなく、どこにあるのかさえも知らなかったのでした。誘ってくれた友人が案内してくれるということで、・・・これは楽しみだ。朝9時の待ち合わせで、いざ蔵王へ。蔵王ハイライン(有料道路)入り口先の駐車スペースにとめる予定だったが、すでに、車は満員御礼の状態。それどころか、道路わきにとめて、駐車違反の紙を貼られた車も。仕方ないので、刈田岳リフト乗り場の駐車場に車をおき、そこからトレッキングコース入口まで歩くこと約1km。道路わきには赤紫色のハクサンチドリがまさに花盛り。その中に白いハクサンチドリ、シロバナハクサンチドリを発見。 コース入口に案内板があり、ここで今日のトレッキングコースを確かめる。小高い山が二つあり、一つ目が前山、二つ目が杉ヶ峰。これを過ぎると、芝草平に至る、約5kmほどのコースだ。歩き始めは緩やかな下りで、三人の会話も弾んだが、前山への登り坂に来ると、三人とも無口になってしまった。途中、イワカガミやマイヅルソウ、アカモノを見つけることができた。「アカモノのまだ若いつぼみは?」「ワカモノ!」などと冗談が言えたのも始めだけ・・・。 しかし、山頂に立つと、やや強い風が疲れた体を癒してくれ、とっても心地よかった。疲れた体に浸み渡る~って感じ。尾根を下ると、チングルマの群生があった。今が一番の見頃といった感じで、とってもきれいだ。歩き始めて1時間半。道の下の方にいくつかの池塘が見えてきた。そこが目的の芝草平だった。ふわふわした綿のようなワタスゲを期待したが、シロツメクサの白いぼんぼこのように見える。時期がちょっと早かったようである。それでも、チングルマと一緒に白いお花畑となっている。ここ芝草平で、木道に腰を下ろしての昼食タイム。 一面の花畑を目の前にして食べるおにぎりは最高においしかった。帰りは、今来た道をUターン。一度通った道なので、この先がどうなっているのか、あとどのくらいで山頂なのかなどがわかって、とても歩きやすかった。帰りも山頂で涼しい風を受けては元気を取り戻し、何とか無事車に戻ることができた。せっかくなので、駒草平に下って、コマクサを観てから蔵王を下ることにした。下るにつれて、げかいの暑さが車の中にも入ってきた。何かさっぱりするものを・・・ということで、山川牧場で濃厚なソフトクリームを堪能して家路についた。今日は33度の予想気温であったが、山の上はとっても涼しく、気持ちの良いトレッキングとなった。ご一緒いただいたお二人さん、お疲れ様でした。
【出会った野鳥and高山植物】 ビンズイ・ウソ・ミソサザイ・コマドリ・ウグイス・シジュウカラ・アマツバメ イワカガミ・チングルマ・ハクサンチドリ・シロバナハクサンチドリ・マイヅルソウ・コバイケイソウ・ゴゼンタチバナ・イワイチョウ・アカモノ・ミネザクラ・ヒナザクラ・ウラジロヨウラク・ツガザクラ