きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

チョウゲンボウ雛①’23.5/25

2023年06月02日 | チョウゲンボウ観察
昨年は雛の巣立ちの様子を観察撮影することができなかった。今年は少し早めに、下見という事で、この日、チョウゲンボウの繁殖場所に行ってみた。同じく繁殖しているムクドリたちの賑やかな声が響くが、チョウゲンボウの声が聞こえない。樹洞を確認するがヒナの姿は確認できず。どうしたのかなぁ???とちょっと心配になったが、しばらくすると、チョウゲンボウの声が聞こえてきた。見ると、足にはしっかりもぐらが・・・。そして、移動して、調理が始まった。自分で食べる様子も確認できたが、その後、樹洞に入って行ったので、たぶんヒナが食べやすいように下処理したのだろう。その後、雄が樹洞から出てくるところも観察できた。
<チョウゲンボウの親>

肝心のヒナがなかなか出てこない。どのくらい成長したのか見たい。そして、待ちくたびれた頃、やっと姿を見せてくれた。ヒナは全部で3羽確認できた。初めに出てきたヒナは、だいぶ白い羽毛が抜けてきている感じだったが、3羽目に出てきたヒナは、まだまだ白い羽根が残っていて、個体による成長の差がはっきりわかった。巣立ちはまだまだ先のようだ。
<チョウゲンボウのヒナたち>

チョウゲンボウを観察中、近くで騒がしく鳴き、動き回っているのがムクドリたちだが、その中に、コムクドリたちも混じっている。すぐ近くの電線や木の上にとまるところを撮ってあげた。退屈しのぎですが、コムクは声がちょっとかわいい感じなので・・・。
<コムクドリ>

一応、樹洞のヒナたちを確認することができてよかった。
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チョウゲンボウ②’23.3/15

2023年03月28日 | チョウゲンボウ観察
今年は春の訪れが例年になく早まっている感じだ。それに合わせて、花粉の季節も早まっている。花粉症の自分にとって、一年で一番つらい、一番大っ嫌いな季節到来だ。ここ数日、春のような陽気が続き、フィールドに出たい気持ち満々なのだが、大量の花粉飛散で外に出るのが億劫になってしまう。引きこもりの毎日だ。そんな訳で、ブログの更新もままならずだが、ここはじっと我慢の子で花粉が落ち着くのを待つしかない。
さて、近況報告はこのくらいにしてと・・・。
チョウゲンボウの様子が気になる。3/7行ったときは、まだ雌が来ていなかったが、そろそろ来ている頃だろうか。
現地に着いて、早速木々を見回すと、居ました。雌を発見。雄を待っているのだろうか。しばらく観察を続けると、しきりに口を大きく開ける仕草が。これは、きっとペリットを出す仕草だ。数枚撮って、ビデオ撮影に切り替えた。何とか、ペリットを出す場面を撮ることができた。
<雌の登場>


雄が樹洞に飛んできた。きっと、ここに愛の巣を作るのだろう。くちばしには捕ってきたモグラ?ネズミ?が。そこに雌がやってきた。雄は何となくドキドキしているみたい。それに比べ、雌はちょっと周囲を見回すなど、いかにも落ち着いている様子。これは、女性優位のパターンだなぁ。雄は翼をバタつかせながら雌にプレゼントを渡す。
<求愛給餌>


これで、何とかカップル誕生となったみたい。プレゼントを無事渡した雄は、うれしそうに?
飛び出していった。その後、雌は樹洞に入り、居心地を確かめている模様。
<ペア誕生>


別個体だが、食事の様子を観察することができた。こちらも、おそらく雄からの給餌を受けたものと思われる。
<食事風景>


今回、ペアを2組確認できた。1組は交尾の場面も確認でき、番の絆を深めている模様。もう1組は、雄が交尾しようと雌に飛び乗ろうとした際に、雌に拒絶されてあえなく撃沈となった場面があった。ただ、このペアも求愛給餌を行っており、これから絆を深めて行けるものと思う。あと、確認していないが、もう1組ペアができていると思われる。つまり、3組のペアができていることになる。
<交尾>


この前、ノスリの様子も確認したが、本日もノスリのペアを確認することができた。今年もここで繁殖してくれるかもしれない。楽しみ、楽しみ。
<ノスリ>


という訳で、今シーズンのチョウゲンボウ、3組のペアができた。今年もたくさんのヒナが誕生するのを心待ちにして、見守っていきたい。それにしても、花粉飛散はいつまで続くのか。例年より早く始まったという事は、例年より早く終了という事か?そうであってほしい。
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チョウゲンボウ’23.3/7

2023年03月14日 | チョウゲンボウ観察
ここ最近の陽気からすると、チョウゲンボウが来ているに違いない。繁殖シーズンに入っているのでは?と、早速毎年繁殖しているいつもの所に行ってみた。しかし、チョウゲンボウの鳴き声がしない。「未だなの?」とやや不安ながら機材の準備をしていると、鳴き声が聞こえてきた。2羽、飛び回っている。もうペアで来ていたのかぁ。うれしくなって、早速双眼鏡で観察し、何とか数枚飛んでいるところをパチリ。画像を確認すると、残念。雄2羽だった。まだ雌は来ていないようだ。雌が来るまで、雄2羽で雌へのアタックの優先順位を決めているのか?
<飛翔の様子>

2羽で飛び回りながら、たまにお気に入りの場所・枝にとまることがある。でも、もう1羽がちょっかいを出して、また飛び出していく。こんなパターンを繰り返し、2羽そろって西の方に飛び去って行った。
<とまり物>

雄が獲物を掴んで戻ってきた。周囲を確かめてから食べ始めた。どうやらネズミのようだ。しばらく食べていたが、途中でネズミを掴んで飛び去って行った。
<食事風景>

飛び回っていたのは、チョウゲンボウだけではなかった。ノスリとトビがディスプレーフライト(求愛飛翔)をしていた。
<ノスリのディスプレーフライト>

チョウゲンボウがいなくなり手持無沙汰になっていた時、隣の畑に現れたツグミ。退屈しのぎにカメラを向けていたが、このツグミ、どこか変。最初、くちばしを開いていた。しばらく観察撮影していたが、その間ずっとくちばしを開いている。くちばしを怪我でもしているのだろうか?時々、地面を見てエサを探しているみたいだったが、開いたくちばしでエサを捕れるのだろうか?畑の作業で人が入ってきたので、飛び立ってしまったが、無事に北に帰れることを祈りたい。
<ツグミ>

最近ずっと暖かい陽気が続いているので、チョウゲンボウのペアができているだろうと予想して来たが、まだ雌の方が来ていないようだった。
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チョウゲンボウ④’22.3/29

2022年04月04日 | チョウゲンボウ観察
桜の開花予想が出てくると同時に始まるのが、花粉の飛散予想。4,5日前から眼がかゆくなり始めた。今年も花粉症のシーズン到来だ。本日は「多い」予想で、明日は「非常に多い」予想となっている。だんだん外出するのが億劫になってくるが、やはりチョウゲンボウの様子が気になる。という事で、目薬持参の上、チョウゲンボウに会いに・・・。
着くと、あちらこちらからチョウゲンボウの鳴き声がする。一体何羽来ているのか。まずは、数と雄・雌のチェック。6羽は確実にいる。もしかすると、7,8羽いるかもしれない。
<雌>

あちらこちらで交尾の様子も見られ、3ペアは決まったようで、雄が巣穴に入るところも観察できた。ただ、雌が巣穴に入るところは見られなかった。
<交尾>

求愛給餌(かな?)の場面を観察できた。雌を観察していると、そこに、ネズミを持った雄が飛んできた。「これは、ネズミをプレゼントするぞ。」と、期待してファインダーをのぞいてスタンバイ。絵的には、雄がネズミを咥えて、雄と雌が向かい合う瞬間をねらったが、肝心の雌が一向に雄の方を向かない。ずーっと明後日の方を見ている。全くネズミには関心がないみたい。雄は、足でつかんだネズミを咥え直したり、雌の方に体を向けたりするが、雌は全然反応なし。雌の無関心な様子から、何だか雄がとってもけなげに見える。結局、雄はネズミを渡すことなく、足でつかんだまま飛び去ってしまった。この状況をどう理解すればよいのか。単に、雌はお腹がすいていないだけなのか。それとも、この雄はあまり好かれていないのか。でも、そのあと、交尾はしていたが・・・。まあ、求愛給餌は雌の気分次第という事かな。
<求愛給餌?>
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チョウゲンボウ③’22.3/16

2022年03月22日 | チョウゲンボウ観察
さらに約1週間後、3回目の観察だ。まずは、何羽いるかをチェック。全部で5羽いるようだ。雄が3羽で、前回と変わらず。雌が2羽で、1羽増えている。
さらに、交尾も確認できた。どうやら、2組、ペアが定まったようだ。雄が1羽多いが、もしかすると、雌がもう1羽来ているのかもしれない。今回確認できなかっただけなのかも・・・。
<交尾>

雄がネズミを掴んでいるのを見つけた。雌にプレゼントするのかと見ていると、雌の所に運ぶことはなく、自分で食べていた。ただ、雌がネズミを食べているところも観察できた。雄からのプレゼントか、自分で捕ってきたものかは分からないが・・・。
<食事風景>

時折、雄が巣穴に入った。巣穴の様子を確かめているのだろうか。雌が入るところは確認できなかった。
<雄>

<雌>

とにかく、順調に繁殖活動が進んでいるようだ。
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