ここ1週間で田んぼの雪がほとんど消えて、春が近づいてきた感じだ。そろそろツバメやサシバが渡ってくるのではと思い、マイフィールド巡りに出かけた。天気予報ではまあまあの予報であったが、外に出たところで、すでにポツリ、ポツリと落ちてきた。これは急いで回らねば。 まずは、大江町楯山公園へ。この公園は、以前「日本一公園」と呼ばれていた。何が日本一なの???と、よく人に聞かれたが、ここからのながめが日本一なのです。高台にあるこの公園には、東屋と石碑くらいしかないが、眼下に最上川と川に架かる旧最上橋、そして左沢の町並みを一望できる。まずは景色を見ていると、ツバメを発見。腰が白く、イワツバメだ。今年の初認だ。4~5羽曇天の空を気持ちよさそうに飛んでいる。長旅、ご苦労様でした。 北側の斜面では、モズを発見。時々地面に降りてエサを探しているようだ。ピョーピョーと向こうでアオゲラの声がする。ちょっとミヤマホオジロを期待していたが見当たらず、次に移動する。次は、3分ほどで着く市の沢にあるため池。ここは、カワセミが見られるポイントだ。でも、5月にならないとやってこない。鳥影が少なく、少し歩いてみることに。すると、チチッ、チチッとホオジロの声。そして頭の黒くなったカシラダカを発見。 水辺ではジョウビタキ♂が忙しく動いている。♀も2羽発見。2羽いっしょに行動しているようで、なわばり解消したのかな?エナガが綿のようなものをくわえて飛んでいった。巣作りの準備か。向こうからケーン、ケーンとキジの声。探したが見つけられず。この冬、なかなかジョウビタキに会えなかったのに、一度に3羽も見られて満足・満足。よし、次は、いこいの森だ。寒河江市谷沢地区にある「いこいの森」。ここでは、春、オオルリ・キビタキをはじめ様々な夏鳥たちに出会うことができる。まだ来ていないと思うが、どんな様子か一度見ておかなくては・・・。入り口手前のヘアピンカーブで何やら黒と赤茶色の鳥を発見。急いで車を停止し、双眼鏡で見ると、なんと、ノビタキだった。この辺りでは、自分的には初記録だ。よく見ると、幼羽から夏羽へと換羽しつつある第1回夏羽の若鳥のようだ。すぐそばを車が通ってもビクともせず、すぐそばまで寄ってもいっこうに逃げようとしない。もうバチバチ撮りまくりだ。時々上空を気にしてか空を見上げる仕草がイナバウア風でかわいい。たっぷり15~20分相手してくれて大大大満足のフィールド巡りだった。
春のさえずり・ホオジロ モズ 初記録のノビタキ3枚