きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

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大江町・向山森林公園’06.5/27

2006年05月27日 | マイフィールド

先週は月山で寿命を縮めてしまったので、今日は近間でのんびりしたいと思い、どこに行こうか考えた。大江町と西川町の境に「大頭森山」という山があり、その周辺は結構鳥見ポイントになっている。朝、職場の行事で遅くなったので、9時半に家を出た。午後からは娘の送迎係なので、お昼までの2時間あまりの鳥見だ。まず、柳川地区にある向山森林公園に行った。Dscn8406 ここは、4年前ノジコを撮った所だ。上空をクマタカが飛翔するのを観察したこともあり、夏鳥から猛禽類までなかなか楽しめる所だ。駐車場に車を止めたところで、早速木の上に小鳥を発見。急いで双眼鏡を取り出し、見るとモズだ。緑の葉っぱがとてもきれいだ。山のほうから「ヨギーン、ヨギーン」と、ハルゼミの声が聞こえる。川向こうの方をサシバが止まっていないか見回したが、いなかった。今年は本当にサシバとの出会いがない。昨日、職場の窓からやっとサシバを見ることができた。例年4月半ばには見つけるのに・・・、すでに5月も末だ。さて、ここで、大井沢トンネルの方に上ろうか、林道をこのまま奥まで行こうか考えた。でも、時間があまりないので、このまま奥に行くことに。Dscn8407 奥は、「神通峡」(じんつうきょう)の入り口になっている。神通峡は「東北の黒部峡谷」と呼ばれている。(極、極、物凄く一部の人に)天気が良くて車の中が暑いのと、鳥の声を探すために、窓を全開にして車を進めた。しばらくして、沢のほうからやさしい鈴の音のようなさえずりが聞こえてきた。「この声はノジコだ。」川のほうを探したが、なかなか見つけられない。すると、サワグルミの木の上のほうにいる。上を向いて力いっぱい鳴いていた。Dscn8442 川の音が邪魔をして聞きづらいが、鈴をころがすような優しい音色だ。ちょっと遠いので場所を移動しようと考えていたら、飛ばれてしまった。でも、会いたいと思っていた鳥に会えたので、まっ、いいか。神通峡の入り口のえん堤まで行った。カワガラスがいないか探したが、見つからなかった。代わりに、キセキレイ♀が歩き回りながら口いっぱいに何かくわえている。Dscn8443 コンクリートの向こう側に飛んでいった。水が落ちているところの脇に巣があるのかもしれない。残念ながら、そっちには立ち入り禁止の柵があった。少し戻ったところに、川の木を近くで見られる広い草むらがあった。そっちの方からノジコの声が聞こえるので、移動することに。ノジコは見つけられなかったが、違う鳥を見つけた。小さい体に目の大きいのが目立った。灰色の背中に白い腹。ちょっと飛んではまた同じ枝に戻り、またすぐ飛んで近くの枝に止まる。コサメビタキだった。結構すばやく動き回る鳥だが、つかの間、羽繕いをするなど、くつろぎタイムを観察することができた。飛んでいなくなったところで、時計を見ると、11時半過ぎ。2時間ちょっとの鳥見だったが、なかなか中身の濃い鳥見だった。先週の月山で今年の運を使い果たしたと思っていたが、まだまだ残ってくれていたようだ。

【観察できた鳥】モズ♀夏羽・ツツドリ(声)・ノジココサメビタキ・キセキレイ♀・トビ

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