例年、この時期はガンを見に蕪栗沼・伊豆沼に行っている。Myブログを見たら、今年の2月下旬に蕪栗沼に行っていた。その3週間後に大震災が起こったわけだそれ以来ということになるが、どうなっているのだろうか。不安な思いを持ちながらの今回の蕪栗沼・伊豆沼行きとなった。朝4時半過ぎに家を出
蕪栗沼に着いたのが7時近くだった。北側駐車場にあった看板が倒れ、
地面が割れて段差ができていたが、ここの被害は思ったより小さいようでほっとした
まずは沼の方に歩いて行った。ガンはたぶん飛び立っていないだろう。なので、オオヒシクイとシギ類がねらいだ
土手を歩いて行くと、前方の木に小型の猛禽がとまった
正面なので、これ以上近づくと飛ばれる危険がある。まずは証拠写真を撮ったが、そこで飛ばれてしまった
やはり警戒心が強い。その時はハイタカ幼鳥かと思ったが、家で、パソコンで確認すると、コチョウゲンボウ幼鳥だった
で、沼に行くと、やはりマガンはわずかしか残っておらず、
オオヒシクイがメインとなっていた。シギを探すと・・・、いた、いた
ツルシギ6,7羽。トウネン10数羽。その中に、赤茶色っぽいシギ。頭も赤茶色だ。ウズラシギだ
あと、オオハシシギが1羽。それから、沼の上をタゲリが数羽飛んだ。シギを撮っていると、「ヒッ、ヒッ、ヒッ。」と存在をアピールするジョウビタキ♂が近くの木にとまった
しばらく動かないので、
ちょっと動画を撮る余裕もあった。そろそろ撮り飽きてきたので駐車場に戻ると、飛島でご一緒したYさんがおられた
軽くお話をして、次の伊豆沼に移動した。マガンの群れを探しながら田んぼ巡りをしていると、大きな群れが見つかった。そこに、車が1台とまっている。何か珍しいガンがいるのかもと思い、ちょっと離れたところに自分も車をとめた。その近くの田んぼのあぜに猛禽が降りていた。チュウヒだった。よし、まずはこっちを撮らせてもらおうかな・・・と、ゆっくり近づいていると、突然ケータイが鳴った。「何だよ、この大事な時に。」と、ケータイに出ると
何と、先ほどのYさんだった。「シジュウカラガンが2羽いるよ。」との情報
しかも、自分の目の前にいるとの事
えっ、・・・ということは、この大きな群れとあの車?何という奇遇な。あの車はYさんだったんだ
有難い情報をいただき、早速双眼鏡で探すと、・・・いた
首の黒いガン。頭を羽の中に入れて寝ているので確認できないが、間違いなくシジュウカラガンだ
しばらく待っていると、やっと首を持ち上げてくれた
久しぶりにシジュウカラガンに出合うことができ、
わくわくしながら撮り続けた。サンクチュアリセンターの駐車場で昼食andプチ昼寝をして、午後の部だ。また田んぼ巡りをしたが、シジュウカラガン・カリガネなどの珍し系は見つからなかった。Yさん情報では、ハクガン幼鳥もいるらしいのだが・・・。2時を過ぎたあたりで、本日の遠征鳥見は終了となった。帰りも高速で帰ったが、下り線の泉ICあたりで、すごい混んで、ノロノロ運転だった
これも震災の影響だろうか。
【出合った鳥たち】 マガン・シジュウカラガン・オオヒシクイ・ジョウビタキ・ツルシギ・
トウネン・オオハシシギ・ウズラシギ・タゲリ・コチョウゲンボウ・チュウヒ・ノスリ