8日の探鳥会の時、参加された方から「チェリーランドの裏で、イソシギの擬傷を見ました。」という話を伺った。それで、次の日、自分も行ってみたイソシギはやや遠い浅瀬で、一羽で静かに佇んでいた
しばらく見ていたが、繁殖している雰囲気はなかった
擬傷は、卵がある時やヒナがいる時に、敵の目を自分の方に向けさせ、ヒナや卵から離すようにする防衛行動だ。違う場所に居るのかなぁ・・・と、別の中洲の方に行ってみた。そこには、イソシギではなく、コチドリがいた
一羽だけかと思いきや二羽いる
もしかして、コチドリが繁殖しているのか?
二羽は離れて動いているので、あっちのコチ、こっちのコチと代わる代わる見ていたが、一羽のコチが石と石の間にうずくまるようにして動かなくなった「あれっ、もしかして抱卵中?」と、ちょっとワクワクして見ていたが、しばらくして立ち上がり、近くの石の上に上がった。すると、何と、かわいい・ふわふわのヒナの姿がちらっと見えた
ヒナが孵っていたんだ
それからは、ヒナが出てくれないかとずっと待ったが、母親がしっかり守って、母親の羽毛の下でじっとしているようだ
それにしても、こんなところでコチドリが子育てをしていたとは、びっくりだ。強い雨でも降れば、中洲はなくなってしまうような危うい場所だ。しばらく天気が続くことを祈ろう。
【出合った鳥たち】 アオサギ、イソシギ、コチドリ、ハクセキレイ