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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

アクションサッカー(3/5川崎F対山形)

2011-03-06 20:01:36 | 他チーム
山形は4-3-3の布陣を敷くチームですが、私もサポ歴がもうすぐ20年になるので、3トップだからといって攻撃的なシステムとは限らないということはわかっています。山形の場合、片方のウイングが攻撃しているときは、逆サイドのウイングは守備をしています。

以前の山形は2トップを残して8人で引くサッカーでしたが、このサッカーに変えたことで、体力を使う攻撃の選手をサイドに半々に分けることができて、残す人数もそのまま8人にできます。クラブW杯でリトリートサッカーで南米王者を破ったマゼンベ(コンゴ民主共和国)と同じサッカーです。

こういうタイプのチームが勝つためには、前半を0-0でしのぐ必要があります。事実、昨年の山形の得失点差は降格したFC東京より大きなマイナスです。勝つときは1-0、負けるときは大敗というのが理由でしょう。

そんな山形ですが、遠いFKでも1点取ればそのまま1-0で試合終了という可能性もあります。事実、昨年浦和は埼玉スタジアムでFKを頭で合わせた1点でそのまま敗れました。ボール支配率は川崎F優位で進んだこの試合ですが、前半を0-0で折り返せばわからないと思っていました。

試合のキーポイントになったのは川崎Fの左SB小宮山と山形の右SB小林の対決でした。川崎Fは小宮山の攻撃力に自信を持っているようですから、ここを抑えれば山形に勝機が出てきます。しかし、小宮山は絶好調でした。川崎Fの左サイドからは何本もクロスが上がっていました。

結果的には小宮山は直接ゴールやアシストに絡んだ訳ではありませんが、これで左サイドは攻められるという意識が川崎Fサイドに出たらしく、先制点の矢島のゴールは小林と園田がまとめて抜かれる、山形としては痛恨の失点になりました。

川崎Fにとって会心のゴールだったのは2点目でしょう。中盤でボールを奪って、細かくつないでから中村憲剛のパスで登里が抜け出す、奪ってからゴールまで7秒という狙い通りのゴールでした。山形サイドから見ると、右SBが内側に引き出されていて、登里はSBのさらに外にいた、ポジショニングのミスでもあります。

これで山形はスクランブルを打たざるを得ず、3人のMFは最初はボランチタイプでしたが、途中から攻撃的なタイプを入れて前がかりの布陣を選択しました。そのため川崎Fにはビッグチャンスが何度も来ましたが、決められなかったのは今後の課題になるでしょう。
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退場者を出しては(3/6神戸対浦和)

2011-03-06 17:14:17 | 浦和レッズ
今日は浦和にとって、一日遅れの開幕戦でしたが、0-1の敗戦で勝ち点0に終わったことは非常に残念です。ただ、理由がはっきりしているところが唯一の救いで、鈴木啓太が退場になってしまって数的不利の戦いを強いられたためで、切り替えはやりようがあると思います。

神戸というチームが、両SBに石櫃、茂木と攻撃的なタイプを置いているので、ペトロサッカーのスタイルであるウイングサッカーははまる可能性もあると思っていましたが、特に右ウイングの田中達也と茂木の対決は完全にこちらの勝ちでした。切り返しも田中達也は代表にも選ばれていた時期の切れを取り戻した感がありますし、少なくともフリーになるまでは完璧でした。

また、PSM栃木戦で敵にパスをする失態を犯した柏木も、ようやく本調子になってきました。後ろに鈴木啓太を置いて少し前目でプレーする感覚を取り戻したらしく、ピンチのときは戻って防ぐこともできていました。神戸の決定機だった、山岸がミドルを弾いた後のこぼれ球を防いでいたのも柏木でした。

セットプレーの守備は安定していました。ペトロサッカーのCKの守備はマンツーマンが基本ですが、これまでフリーマン(マーカーを持たない選手)はエジミウソンでした。今回、フリーマンを原口に変えたところ、今まで見たこともないようなヘディングの強さを見せ、原口にニアサイドを任せても大丈夫という感触は得たと思います。

もちろん、負けた試合ですから課題もたくさんあります。まずは失点シーンのポポのFKですが、壁の左側に神戸の選手を立たせていたところがポイントで、FKの弾道はちょうどそこを抜けました。つまり、壁の枚数を一枚増やしておけば防げた失点で、壁の枚数を指示するのはおそらくGKだと思いますから、判断ミスだったと厳しいですが指摘します。

また、マルシオのCKの精度が非常に悪かったのも気になります。セットプレーでポンテ以上のものを持っているから獲得したので、全然誰にも合いそうもないCKを蹴ってしまっては存在価値が疑われかねません。

ペトロの采配も指摘します。鈴木啓太の退場で、勝ち点1を狙うか3を狙うか、ポポのFKの前に明らかにしておかなかったことはミスだと思います。マルシオと柏木のダブルボランチでは最後までもたないのは明白ですから、もし勝ち点1を狙うなら青山の投入もありだったと思います。
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