山形は4-3-3の布陣を敷くチームですが、私もサポ歴がもうすぐ20年になるので、3トップだからといって攻撃的なシステムとは限らないということはわかっています。山形の場合、片方のウイングが攻撃しているときは、逆サイドのウイングは守備をしています。
以前の山形は2トップを残して8人で引くサッカーでしたが、このサッカーに変えたことで、体力を使う攻撃の選手をサイドに半々に分けることができて、残す人数もそのまま8人にできます。クラブW杯でリトリートサッカーで南米王者を破ったマゼンベ(コンゴ民主共和国)と同じサッカーです。
こういうタイプのチームが勝つためには、前半を0-0でしのぐ必要があります。事実、昨年の山形の得失点差は降格したFC東京より大きなマイナスです。勝つときは1-0、負けるときは大敗というのが理由でしょう。
そんな山形ですが、遠いFKでも1点取ればそのまま1-0で試合終了という可能性もあります。事実、昨年浦和は埼玉スタジアムでFKを頭で合わせた1点でそのまま敗れました。ボール支配率は川崎F優位で進んだこの試合ですが、前半を0-0で折り返せばわからないと思っていました。
試合のキーポイントになったのは川崎Fの左SB小宮山と山形の右SB小林の対決でした。川崎Fは小宮山の攻撃力に自信を持っているようですから、ここを抑えれば山形に勝機が出てきます。しかし、小宮山は絶好調でした。川崎Fの左サイドからは何本もクロスが上がっていました。
結果的には小宮山は直接ゴールやアシストに絡んだ訳ではありませんが、これで左サイドは攻められるという意識が川崎Fサイドに出たらしく、先制点の矢島のゴールは小林と園田がまとめて抜かれる、山形としては痛恨の失点になりました。
川崎Fにとって会心のゴールだったのは2点目でしょう。中盤でボールを奪って、細かくつないでから中村憲剛のパスで登里が抜け出す、奪ってからゴールまで7秒という狙い通りのゴールでした。山形サイドから見ると、右SBが内側に引き出されていて、登里はSBのさらに外にいた、ポジショニングのミスでもあります。
これで山形はスクランブルを打たざるを得ず、3人のMFは最初はボランチタイプでしたが、途中から攻撃的なタイプを入れて前がかりの布陣を選択しました。そのため川崎Fにはビッグチャンスが何度も来ましたが、決められなかったのは今後の課題になるでしょう。
以前の山形は2トップを残して8人で引くサッカーでしたが、このサッカーに変えたことで、体力を使う攻撃の選手をサイドに半々に分けることができて、残す人数もそのまま8人にできます。クラブW杯でリトリートサッカーで南米王者を破ったマゼンベ(コンゴ民主共和国)と同じサッカーです。
こういうタイプのチームが勝つためには、前半を0-0でしのぐ必要があります。事実、昨年の山形の得失点差は降格したFC東京より大きなマイナスです。勝つときは1-0、負けるときは大敗というのが理由でしょう。
そんな山形ですが、遠いFKでも1点取ればそのまま1-0で試合終了という可能性もあります。事実、昨年浦和は埼玉スタジアムでFKを頭で合わせた1点でそのまま敗れました。ボール支配率は川崎F優位で進んだこの試合ですが、前半を0-0で折り返せばわからないと思っていました。
試合のキーポイントになったのは川崎Fの左SB小宮山と山形の右SB小林の対決でした。川崎Fは小宮山の攻撃力に自信を持っているようですから、ここを抑えれば山形に勝機が出てきます。しかし、小宮山は絶好調でした。川崎Fの左サイドからは何本もクロスが上がっていました。
結果的には小宮山は直接ゴールやアシストに絡んだ訳ではありませんが、これで左サイドは攻められるという意識が川崎Fサイドに出たらしく、先制点の矢島のゴールは小林と園田がまとめて抜かれる、山形としては痛恨の失点になりました。
川崎Fにとって会心のゴールだったのは2点目でしょう。中盤でボールを奪って、細かくつないでから中村憲剛のパスで登里が抜け出す、奪ってからゴールまで7秒という狙い通りのゴールでした。山形サイドから見ると、右SBが内側に引き出されていて、登里はSBのさらに外にいた、ポジショニングのミスでもあります。
これで山形はスクランブルを打たざるを得ず、3人のMFは最初はボランチタイプでしたが、途中から攻撃的なタイプを入れて前がかりの布陣を選択しました。そのため川崎Fにはビッグチャンスが何度も来ましたが、決められなかったのは今後の課題になるでしょう。