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小さくてもできるポストプレー(興梠慎三)

2015-07-01 21:07:45 | 浦和レッズ
今季、ズラタンの補強で、興梠慎三選手ははじかれる可能性があると予想していました。相手は現役スロベニア代表、いくら昨年のチーム得点王でも苦しいと予想するのは自然だと思います。しかし、今の興梠はズラタンをベンチに回してスタメンを勝ち取っています。

理由はズラタンと興梠で、明確にタイプが違うことだと思います。大宮時代のズラタンのプレーを見た限りでは、高さも運動量も持っていて、誰と組んでも合いそうなタイプに見えましたが、意外にもポストプレーを要求されると弱いという弱点がありました。

ACLブリスベン戦でズラタンに入った縦パスのボールをキープできず、相手に速攻を許したプレーを見ていると、そのプレーができれば興梠はポジションを奪回できるだろうと思っていました。それは当たりました。興梠は体が大きくないので、相手の屈強なDFを体でブロックするのは得意ではありません。

しかし、興梠は相手DFのマークから逃げてフリーでボールを受けるセンスは持っています。今季の興梠はそういうプレーが冴えているからこその1トップ起用です。ミシャは広島時代から、長身のポストプレーヤーを決して1トップに置かない監督で、広島時代の佐藤寿人の1トップもミシャの発案です。佐藤寿人も下がってから軽くボールタッチをするプレーもありますが、興梠はズラタンよりキープ力があるからこその起用でしょう。

もちろん、興梠は鹿島時代から二桁得点の常連だったので、得点の期待もあります。個人技で何人も抜くような、印象に残る得点が少ないので、鹿島時代の得点パターンは覚えていませんが、いい位置に入り込んで高いシュートテクニックを見せる興梠は、今や浦和に欠かせない選手です。

また、興梠といえば、意外にもパスセンスもあるFWです。以前、印象に残るゴールとして、自分が決めたゴールでなく、自分のパスから宇賀神が決めたゴールを挙げたように、アシストもできるFWです。0トップ3シャドーにたとえなっても、シャドーの誰もが得点を決めれば問題なく、それが浦和の得点者が分散されている理由でしょう。

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