Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ポジショニング(宇津木瑠美)

2015-07-06 18:18:09 | レディース
今日のなでしこジャパンの決勝アメリカ戦は、少なくとも家に帰るまでは映像を見られないので、穴埋めネタを用意しておきます。今回のなでしこジャパンのメンバーで、海外メディアの評価が高いのがボランチの宇津木瑠美選手です。「400m走者のよう」と走力が評価されています。

宇津木は、フランスリーグのモンペリエでプレーする「海外組」です。今は、海外でプレーする女子選手の生活費20万円ほどを日本サッカー協会が補助してくれるようになったので、女子選手の海外進出が盛んになっています。宇津木は日本人女性にしては上背があり、アンカーの位置に置いても相手にフィジカルで潰されない強さを持っています。

日テレで試合に出るようになった当時は左SBでしたが、アンカーの宇津木も魅力的で、派手な上がりより堅実にいいポジショニングをしてボールを引き出すセンスが抜群です。また、フィジカルがあるので、相手アタッカーのドリブルを遅らせて最終ラインに時間的に余裕を与えることもできます。

もっとも、宇津木は前回の女子W杯では澤のボランチコンバートで割を食った選手でした。安定感の宇津木より、どこまでもボールを追いかけられる、闘犬のような阪口が澤のパートナーにふさわしいと佐々木監督に判断されました。

しかし、今回は澤が絶対的な存在ではなくなっていたので、阪口に攻撃に絡んで欲しいと判断したのが宇津木起用の理由でしょう。宇津木の良さは、引きの映像で試合を映しているときによく現れており、バイタルエリアにスペースがあって危ないなと思うと、大抵宇津木がベストの位置を陣取ります。

今日のなでしこの敗戦は本当に残念でした。早い時間で次々点を入れられるのは、パワーでなでしこを潰せるアメリカだからこそできた手でしょう。試合レポートは映像を見てから改めて書きますが、それでも世界の準優勝は誇れる結果です。胸を張ってこれからの選手生活に生かして欲しいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする