今日、ようやくなでしこジャパンの決勝、アメリカ戦の2-5の惨敗を見ました。ラジオで戦況は聴いていたので、最初に4点を取られて試合を決められてしまったことは知っていましたが、映像を観るまではとゲームレポートは今日まで控えていました。
アメリカの戦い方を見ると、モーガン(13番)を1トップに置いた4-3-2-1でした。パスを回すなでしこに対抗するためには、堅守速攻がいいと判断して、なでしこ対策として取ってきた布陣です。この布陣の狙いは、このゲームでハットトリックを決めた、ボランチのロイド(10番)を「隠す」ものでした。
もともと、なでしこのサイドハーフを置く4-4-2は、相手のボランチにマークをつけにくい布陣です。前回のW杯決勝でボランチの澤に活躍されたリベンジのような格好になり、ロイドにはなかなかマークをつけにくくなでしこは苦労していました。特に、重要なのは1点目です。なでしこはアメリカの高さを警戒していましたが、わざとゴール前を混戦にしてバイタルエリアを空け、そこにロイドを走り込ませたCKは、たぶん練習でやっていた奇策だと思います。
アメリカは予想していた、オールコートプレスのような最初から飛ばすサッカーではありませんでしたが、結果的にサインプレーが成功してその後もCKと岩清水のミスで加点して、序盤を耐えればというなでしこのゲームプランは崩壊してしまいました。アメリカとの対戦成績は1勝6分け25敗という大差をつけられているので、今回はそれが表に出てしまったのでしょう。
また、なでしこは攻撃でも澤の投入まで形を作れませんでした。安藤の負傷離脱、大野と川澄は本来の出来でないと、なでしこが得意とするスピードからの攻撃はなかなか出せませんでした。岩渕がスタメンで行ければ使いたかったでしょうが、おそらく負傷からの回復が十分でなく、スタメンで行けるコンディションではなかったのでしょう。
決勝戦はスコア通りの完敗でしたが、それでも1次リーグの苦戦ぶりを見れば、よくここまで来られたとの思いです。日本の女子サッカーの土壌は思ったよりは強いと、自信を持ってこれからのなでしこリーグを含めた底辺からの強化を進めて欲しいと、今後の女子サッカーには期待しています。
アメリカの戦い方を見ると、モーガン(13番)を1トップに置いた4-3-2-1でした。パスを回すなでしこに対抗するためには、堅守速攻がいいと判断して、なでしこ対策として取ってきた布陣です。この布陣の狙いは、このゲームでハットトリックを決めた、ボランチのロイド(10番)を「隠す」ものでした。
もともと、なでしこのサイドハーフを置く4-4-2は、相手のボランチにマークをつけにくい布陣です。前回のW杯決勝でボランチの澤に活躍されたリベンジのような格好になり、ロイドにはなかなかマークをつけにくくなでしこは苦労していました。特に、重要なのは1点目です。なでしこはアメリカの高さを警戒していましたが、わざとゴール前を混戦にしてバイタルエリアを空け、そこにロイドを走り込ませたCKは、たぶん練習でやっていた奇策だと思います。
アメリカは予想していた、オールコートプレスのような最初から飛ばすサッカーではありませんでしたが、結果的にサインプレーが成功してその後もCKと岩清水のミスで加点して、序盤を耐えればというなでしこのゲームプランは崩壊してしまいました。アメリカとの対戦成績は1勝6分け25敗という大差をつけられているので、今回はそれが表に出てしまったのでしょう。
また、なでしこは攻撃でも澤の投入まで形を作れませんでした。安藤の負傷離脱、大野と川澄は本来の出来でないと、なでしこが得意とするスピードからの攻撃はなかなか出せませんでした。岩渕がスタメンで行ければ使いたかったでしょうが、おそらく負傷からの回復が十分でなく、スタメンで行けるコンディションではなかったのでしょう。
決勝戦はスコア通りの完敗でしたが、それでも1次リーグの苦戦ぶりを見れば、よくここまで来られたとの思いです。日本の女子サッカーの土壌は思ったよりは強いと、自信を持ってこれからのなでしこリーグを含めた底辺からの強化を進めて欲しいと、今後の女子サッカーには期待しています。