Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

堅守速攻を選択したアメリカ(7/6なでしこ対アメリカ)

2015-07-11 17:00:22 | レディース
今日、ようやくなでしこジャパンの決勝、アメリカ戦の2-5の惨敗を見ました。ラジオで戦況は聴いていたので、最初に4点を取られて試合を決められてしまったことは知っていましたが、映像を観るまではとゲームレポートは今日まで控えていました。

アメリカの戦い方を見ると、モーガン(13番)を1トップに置いた4-3-2-1でした。パスを回すなでしこに対抗するためには、堅守速攻がいいと判断して、なでしこ対策として取ってきた布陣です。この布陣の狙いは、このゲームでハットトリックを決めた、ボランチのロイド(10番)を「隠す」ものでした。

もともと、なでしこのサイドハーフを置く4-4-2は、相手のボランチにマークをつけにくい布陣です。前回のW杯決勝でボランチの澤に活躍されたリベンジのような格好になり、ロイドにはなかなかマークをつけにくくなでしこは苦労していました。特に、重要なのは1点目です。なでしこはアメリカの高さを警戒していましたが、わざとゴール前を混戦にしてバイタルエリアを空け、そこにロイドを走り込ませたCKは、たぶん練習でやっていた奇策だと思います。

アメリカは予想していた、オールコートプレスのような最初から飛ばすサッカーではありませんでしたが、結果的にサインプレーが成功してその後もCKと岩清水のミスで加点して、序盤を耐えればというなでしこのゲームプランは崩壊してしまいました。アメリカとの対戦成績は1勝6分け25敗という大差をつけられているので、今回はそれが表に出てしまったのでしょう。

また、なでしこは攻撃でも澤の投入まで形を作れませんでした。安藤の負傷離脱、大野と川澄は本来の出来でないと、なでしこが得意とするスピードからの攻撃はなかなか出せませんでした。岩渕がスタメンで行ければ使いたかったでしょうが、おそらく負傷からの回復が十分でなく、スタメンで行けるコンディションではなかったのでしょう。

決勝戦はスコア通りの完敗でしたが、それでも1次リーグの苦戦ぶりを見れば、よくここまで来られたとの思いです。日本の女子サッカーの土壌は思ったよりは強いと、自信を持ってこれからのなでしこリーグを含めた底辺からの強化を進めて欲しいと、今後の女子サッカーには期待しています。
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思い出は今でも美しい(田中達也)

2015-07-11 13:04:21 | 浦和レッズ
今日の松本山雅戦は、ナイトゲームなので即日更新できないかもしれません。穴埋めネタを用意しておきます。

先日の新潟戦は、写真の田中達也選手の元気な姿を見られたことが嬉しかったです。もうベテランの田中達也ですが、選手紹介で浦和サポが一斉に拍手したように、浦和時代に美しいたくさんの思い出を作ってくれたことは、古株サポなら皆覚えていると思います。

田中達也といえば、一番良かったときは2003年のナビスコ杯制覇に貢献した、エメルソンとの「エメタツ」コンビが最も印象的です。2001年に帝京高から浦和入りした田中達也は、最初はドリブルに生きがいを感じており、それほど得点にこだわっていなかった選手でした。その瞬間的なキレは最初から光っていましたが、2001年はサテライトの川越で彼の姿を見かけたこともあります。

そんな田中達也を変えたのはエメルソンでした。エメルソンからは、「枠が見えたら打つ」というシュート意識を教わったそうで、両方ともスピード型ながら、生かし生かされる最高の関係だった、この2トップは今でも美しい思い出です。

もっとも、田中達也はドリブルがあるので、監督によってはMFで使いたがる監督もいました。ペトロ時代の右ウイングもありましたが、田中達也は前を向いて仕掛けるのは得意ですが、パスを出すのがそんなにうまくありません。引いた位置で持ってしまうと、何もできずにバックパスを選択する場面も記憶にあります。

また、田中達也は1トップを苦手にしています。相手DFを背負ってキープするのが得意でないので、どうしても2トップで相棒とうまく連携しないとゴールに絡みにくい選手です。1トップのミシャが監督になった浦和より、他チームに行った方が本人のためと思っていましたが、今でも新潟で頑張っているところをみると、この移籍は良かったのでしょう。

2006年に相手DFに蹴られて脱臼骨折の重傷を負ってから、なかなかかつてのゴール量産のようにはいかなくなった田中達也ですが、真面目でしっかり体を作る選手なので、今でもプレーできているのでしょう。
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