西南桜の紫陽花

先週末撮ってきた、西南桜の紫陽花です。ちょっと紫陽花には早い時期でしたが、初夏の日差しの中いろんな花を咲かせていました。

高い身体能力(森友哉)

今日のライオンズは敗れたものの、最後に山川にヒットが出れば同点という見せ場は作ってくれました。昨日、必敗だった展開を引き分けに持ち込む、同点ホームランを打った、西武の森友哉捕手を取り上げます。森は野球名門校の大阪桐蔭高校の出身で、2年生だった森と3年生の藤浪晋太郎(阪神)のバッテリーで春夏と甲子園を優勝しています。

当時から「打てる捕手」として有名な存在でしたが、身長が170cmとプロ選手としては小柄なので、ドラフト当時は外れ1位程度の評価でした。そんな森を「打てる捕手が欲しい」という理由で、当時の渡辺久信GMの決断で西武が単独1位で指名して入団してきました。当初は二軍でじっくりと捕手のノウハウを学ばせるつもりで取ってきた、将来の才能でした。

もっとも、森の打撃は一年目から既に一軍で通用するレベルで、当時の田辺監督が夏場に代打要員として一軍に抜擢すると、プロ初出場から三試合連続安打といきなりの活躍を見せます。翌年が森のブレイクで、守備に不安のあるメヒアを一塁の守備に回してまで森をDHで起用すると、開幕から本塁打を量産する活躍で、一軍で押しも押されぬ存在となります。

森といえば、その低い姿勢のバッティングフォームが印象的です。この姿勢から、鋭いスイングが出てくるのが彼の強みで、フォームを安定させられる下半身の強さは相当のレベルなのでしょう。また、森といえば身体能力の高さもあります。高校時代、駅のホームから落ちた老人を助けて感謝状をもらったエピソードもあり、その瞬発力は走塁で表に出てきます。

森はそんなに足の速い方ではないですが、それでも塁に出ると常に先の塁を狙う積極性を持っています。森が二塁走者になると、安打で生還を狙っており、その積極性がプラスに出ることが多いです。打つだけではないところは既に十分見せていますから、あとは捕手としての守備です。まだ、ワイルドピッチなどで無駄な進塁を許すこともあります。

それでも、これだけ打ってくれれば多少の捕手としての守りは許してもいい選手です。彼が、FAになると全球団から狙われるのかなと、ちょっと西武ファンとしては複雑ですが、既に西武のために十分貢献してくれたとは思っています。