Kobby loves 埼玉&レッズ

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価値あった2本のシュート(6/6ルヴァン杯神戸対浦和)

2021-06-06 22:36:03 | 浦和レッズ
今日のルヴァン杯プレーオフステージ第1戦、神戸対浦和は2-1でアウェイの浦和の勝利に終わりました。もっとも、内容的には大苦戦で、特に前半は神戸のポゼッションに押し込まれてしまいました。神戸はCBタイプを3人起用する3バックを採用し、浦和のサイド攻撃を両アウトサイドで抑えに行く手を使ってきたので、浦和の強みであるサイドからの攻撃を出しにくい展開が続きました。

失点した時間も悪かったです。神戸ボールのCKから、ニアサイドでサンペールに頭ですらされて、ファーサイドにいたドウグラスはまったくのフリーでした。CKは直接来るボールに備えた守備をしているので、コースを変えられるとどうしようもないですが、神戸のサインプレーにはめられ、早い時間から追う展開を強いられることになります。

この試合はリーグ戦でないルヴァン杯ということで、負傷を抱えた選手は休ませると決めていたようです。浦和はチーム得点王の新外国人FWユンカーや、トップ下でボールを引き出していた小泉を欠いていました。サイドが封じられてボールが思うように回せない浦和は、FWの興梠やトップ下の関根が引いて受けて散らそうとしますが、ブロックを引く神戸の前にバックパスせざるを得ない、苦しい前半戦になります。

しかし、一つのプレーで変わりました。汰木が蹴った長いパスに、ファーサイドにいた田中達也がダイレクトで折り返し、攻撃参加していた伊藤敦樹がダイレクトで蹴り込んで、浦和は前半終了間際に同点に追いつきます。浦和の前半のシュートは、これ1本だけだったので、価値あるたった1本のシュートでした。これで、後半開始を待つロッカールームの雰囲気は良くなったことでしょう。

それはプレーにも表れていました。イニエスタも出場してこの試合を取りに来た神戸でしたが、後半は動きが落ち、あれほどまでに浦和を押し込んだポゼッションができなくなってきました。逆に浦和は途中出場でトップ下に入った武藤がボールを引き出せるようになってきており、決勝点は相手バックパスを処理しようとした菊池流帆が足を取られて転倒したところを拾った、興梠のループシュートで浦和に入りました。

結局、浦和のシュートは、点になった2本だけに終わりました。その2本は、勝利しただけでなくアウェイゴールを2点取っておけた、価値のある2本になりました。第2戦は13日に駒場で行われますが、久しぶりの駒場でのレッズのトップチームの試合で、最高の雰囲気になればいいですね。
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タジキスタン戦プレビュー

2021-06-06 15:47:44 | ワールドサッカー
明日、日本代表はホームのパナソニックスタジアム吹田で、タジキスタン代表と対戦します。この試合はW杯の2次予選の7戦目ですが、既に最終予選進出が決まっている日本代表にとっては消化試合で、親善試合の代わりにも使えます。もちろん、交代枠などは公式戦なので親善試合よりは厳しいでしょうが、思い切って若手を使うにはいいタイミングです。

タジキスタンとは、2019年10月にアウェイで一度対戦して、3-0で日本が勝利しています。このときは、アウェイのドゥシャンベのスタジアムが不慣れな人工芝で日本は苦しみました。日本のポゼッションに一方的に引いて守らざるを得ないのではとの予想は外れ、4-1-4-1の中盤2枚のところで組み立てて序盤は互角に渡り合っていました。

しかし、アンカーの1枚が前半で負傷交代したことで、当時の交代枠は3人だったことから次第にタジキスタンの動きが落ちてきました。また、吉田がインタビューで「左右に振れば相手DFはついて来られないと思った」とDFに弱点があることを見抜いており、そのようにサイドからボールを入れた日本は前半こそ0-0でしたが、南野の2ゴールなどで3点を入れて勝利しました。

もっとも、今回はホームでの開催ということで、相手が日本のグラウンドに慣れていないところも出るでしょう。以前、2008年にシリア代表が親善試合で日本と対戦したときに、埼玉スタジアムのグラウンドがあまりにも良すぎてボールコントロールをミスして、ドリブルで行くべきところを置き忘れたようなミスが出たことも、思い出せます。

もちろん、この試合は最終予選に向けてどういうチームを作っていくかという意味でも重要です。まだ、最終予選のレギュレーションが、ホームアンドアウエーか集中開催かは不明ですが、kobbyは毎回最終予選を楽しみにしており、相手チームの分析などもしてマニアックに楽しんでいます。できれば、最終予選でいい内容のサッカーを見たいという思いも持って、この試合を見ることになるでしょう。
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