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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

捨て身の神戸、カウンターの浦和(6/13ルヴァン杯浦和対神戸)

2021-06-13 20:25:03 | 浦和レッズ
今日のルヴァン杯プレーオフステージ2ndレグ、浦和対神戸は2-2の引き分けに終わり、トータルスコアで上回った浦和の決勝トーナメント進出が決まりました。第1戦を1-2で落としている神戸は、この試合は2点以上取っての勝利が勝ち抜けの最低条件で、最終ラインを高い位置に引いて連続攻撃を仕掛けてきました。第1戦と同じハイプレスを、DFを一枚減らしている状態で実行してきました。

前半2分にアーリークロスが山口蛍の頭に合い、クロスバーに当たって難を逃れると、佐々木の突破に対してGK西川周作が倒してあわやPKかという場面も作られます。そんな神戸が攻めに出た試合は、予想外のところから動くことになります。神戸が押し込んだ時間で、DFラインに戻ってきたボールをシュートしようとした酒井高徳のキックがミスになり、小泉が奪って攻め上がります。

小泉を追い越して上がったユンカーがフリーになり、GKと1対1となる決定機を迎えますが、ユンカーは確実にゴールにするためにフォローに来た小泉にパスを出し、小泉は当てるだけでゴールになり浦和が1点を先制します。無理に高い位置に最終ラインを引いた神戸の積極策が仇になりました。逆転には3点が必要になった神戸も反撃し、ミスをした酒井高徳のアーリークロスをドウグラスが頭で合わせて同点ゴールを決めます。

神戸は1点入れておけば延長戦に持ち込む可能性も出ましたが、前半終了間際にまたもユンカーが神戸DFラインの裏に抜け出し、今度は確実に決めて2-1と浦和のリードで前半を折り返すことになります。これで延長戦の可能性は消え、神戸はアウェイゴールで上回ることが必要になりました。浦和はFWユンカーとDF山中を下げて、FW興梠とDF西を入れて、ボールをより落ち着かせることを狙ってきました。

もっとも、浦和で最もゴールが決められるユンカーがいなくなったことで、浦和としては攻撃が組み立てにくくなりました。神戸もこのままでは敗退なので圧力を強め、FWリンコンやFW藤本、FWアユブ・マシカを投入して最終ラインを3枚に減らして、最後の勝負を賭けます。FKを何度も取った神戸は、ゴール前のいい位置のFKをイニエスタが蹴り、GK西川周作が一歩も動けないゴール隅に決めて、2-2の同点に追いつきます。

これで、神戸はあと1点取ればアウェイゴールで勝ち抜けとなるので、俄然元気が出てきました。浦和は苦しくなって、コーナーポストに持ち出しての時間稼ぎを狙うなどなりふり構わないプレーを見せて、辛くもこの試合を2-2でしのぎ決勝トーナメント進出を決めました。難しい試合でしたが、ルヴァン杯制覇に望みがつながったので、このタイトルも狙いたいところです。
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キルギス戦プレビュー

2021-06-13 17:32:24 | ワールドサッカー
今度の火曜日、日本代表はホームのパナソニックスタジアム吹田で、キルギス代表と対戦します。既に7戦全勝で2次予選通過を決めている日本代表にとっては消化試合で、コンディションの悪い選手は休ませながら、チーム状態を上げに行く親善試合と同じ使い方ができる試合です。キルギスは抽選時のポット分けでは第二ポットと日本に次ぐ位置にいましたが、前節では格下モンゴルに0-1で敗れておりチーム状態は良くないです。

その理由に、キルギスのチーム内で新型コロナウイルスの感染者が出たことが考えられます。ミャンマー戦では濃厚接触者を除いたチーム編成を強いられたものの8-1で圧勝しましたが、サッカーではこれからのチームだったモンゴル戦を落としたことで、2位の中の上位4チームの最終予選進出はかなり難しくなりました。日本戦に、どういう気持ちの持ち方をしてくるかは微妙です。

また、過去の日本との対戦でも日本の2戦2勝です。親善試合で4-0と圧勝したときは、5バックを引くキルギスの両アウトサイドが、日本のMFが持った時に釣り出されやすいという欠点が判明し、裏への縦パスで比較的容易に攻略できました。もっとも、2次予選のアウェイ戦では、アウェイのビシュケクのグラウンド状態の悪さに日本は苦しみ、不用意なボールロストからのカウンターも食らった苦戦でした。

それでも、そのアウェイ戦も2-0の日本勝利と結果は出ています。カウンターを食らっても、まず長友が戻ってファーストディフェンダーになり相手の攻めを遅らせると、もう2枚は最低でも戻ってスペースを消す守り方をすれば、キルギスはそれを打ち破れるほどの攻撃力ではなかった印象です。グラウンドが日本となる今回は、もっと落ち着いた戦い方はできると予想しています。

動き回っていれば相手の動きが先に落ちるのは間違いないので、日本としては不用意な失点で相手を乗せないことです。相手も状況的に勝ち点が取れそうだと思ってくれば乗ってくる可能性もあるので、確実にリードしておきたいです。それは十分可能な相手だと思えるので、最終予選に向けてチーム状態を上げていきたいものです。
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カウンターでの攻め(6/9天皇杯浦和対富山)

2021-06-13 16:50:18 | 浦和レッズ
ようやく、水曜日に行われた天皇杯2回戦、カターレ富山戦のビデオを見ました。富山は5バックで自陣を固めながら、縦パスで行けるときは行くと明確にゲームプランを決めており、浦和としては相手がサイドを埋めているのでいつもの試合のようにサイドにボールを回しての崩しを出しにくい展開になります。浦和が後ろからつなぐ攻めには、人数をかけて対応して勝負を後半に持ち越すという、富山側の意図もあったでしょう。

また、富山GK西部もこの日は好調でした。浦和が、富山のミスを拾ってからの速攻を狙うと、シュートまでは行けましたが、そんなシュートを西部がよく止めていました。元浦和のGK西部も既に40歳と大ベテランですが、浦和サポも彼のことは未だに覚えており拍手も響いていました。この試合は、浦和としては高い位置で取ってショートカウンターを狙うとどうやら攻略できそうと、ゲームのポイントもつかめてきました。

もっとも、ちょっとした運が浦和にはなかなか味方してくれず、CKからの岩波のヘディングシュートがクロスバーを叩くなど、わずかな差ながらゴールだけが遠いという結果で前半を0-0で折り返します。相手FWの9番と、デンがファウルの判定を巡ってもめるなど、不安定要素も含んだ折り返しでした。これを見て、ロドリゲス監督はハーフタイムにデンを下げて槙野を入れて、不安定要素を除こうとしてきました。

この日は富山のサイドが空かない展開で、右SB西もいつものボールキープを相手に狙われていました。彼にしては珍しく不用意な奪われ方もした試合で、相手カウンターをファウルで止めてイエローカードももらっていました。サイドが空かない展開を見たロドリゲス監督は、阿部勇樹を下げて興梠を入れて2トップ気味に布陣を変更してきます。

この日、良かったのは左MFでスタメン出場のルーキー大久保でした。彼のドリブルは独特で、富山が比較的手薄な中央に切れ込んで行けました。富山サイドも大久保は要注意と見て激しく守備をしていたので、ベンチは交代も考えているのではと思われた80分にようやく試合が動きます。その大久保のドリブルで左サイドに起点ができ、アーリークロスをユンカーが左へ持ち込んで、GKの上を抜いてゴールとなり1-0と浦和がリードします。

これを見てロドリゲス監督も確実に試合を終わらせる手を選び、大久保、山中out、汰木、宇賀神inの交代を打って守りを固め、そのまま1-0で浦和の勝利に終わりました。ショートカウンターが有効とわかっても、なかなか点にならなかったのは課題でしたが、富山のパスもつながっておらず負ける気はしなかったゲームだったと振り返ります。
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