Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

打てるユーティリティプレーヤー(呉念庭)

2021-06-20 22:21:22 | 他スポーツ
今日の西武ライオンズは、川越の代打タイムリーで勝ち越したものの、8回にリリーフの平良が押し出し四球で同点とされ、そのまま引き分けに終わりました。今日はノーヒットでしたが、内野ならどこでも守れる便利さで西武ライオンズを地味なところで支える、今は二塁手で試合に出ている呉念庭(ウー・ネンティン)選手を取り上げます。

呉は台湾の出身ですが、岡山県の共生高校から第一工大と日本の学校を出ているので、外国人枠には入らないメリットがあります。西武ライオンズには2016年のドラフト7位で入団してきます。当時、遊撃手と右翼手が空席だったライオンズで、入団当初は遊撃手での出場を狙って、当時新人だった源田壮亮と激しいポジション争いを展開したこともあります。

しかし、当時の呉は打てるものの守備に課題があり、源田が遊撃手に定着したことで大きく出番を減らすことになります。しかし、昨年あたりからその流れが変わってきました。呉は昨年の後半戦で一軍をキープし、三塁、一塁で守備固めで多くの試合に出場することができました。ここで、内野手ならどこでもできるという評価を得られるようになってきます。

今年も開幕は二軍スタートでしたが、4月に山川が走塁の際に肉離れで離脱したチャンスをものにしました。呉は代役の一塁手に定着し、チームトップの打点数を誇る勝負強い打撃で、6年目でようやく安定してスタメンを確保できるようになります。山川が復帰した後は、外崎が骨折で離脱している二塁手のポジションに挑みます。

さすがにあまりやったことのない二塁手の守備はどうかと、少し不安なコンバートではありましたが、うまくはないとしても確実にさばける力はあり、打撃の好調も維持しており現在まで試合に出続けています。ユーティリティプレーヤーはどこのチームにもいますが、呉の場合打てるのが強みです。これからも、どこでも守りながら試合に出るたくましさを、見せて欲しいと期待しています。
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あれだけミスが出ては(6/20浦和対湘南)

2021-06-20 21:47:47 | 浦和レッズ
今日の浦和のホーム湘南戦は、2-3で浦和の敗戦に終わりました。浦和が誇る1トップのユンカーはこの日も好調で、CKの流れで槙野が前線にいたタイミングで、明本のクロスに槙野が競り、倒れながら槙野が出したパスに左足で合わせて、わずか9分で先制点を得ます。浦和としては、3バックの湘南の両サイドのスペースを狙いたい様子で、MFの田中達也を走らせてチャンスを何度か演出します。

もっとも、3バックの相手は、アウトサイドを前に出して攻めてくるのと表裏一体です。GKからつないで攻め口を探る浦和のポゼッションは相手に狙われており、バックパスが相手に当たりそうになるピンチの前の場面は何度かありました。それは最悪の形で表に出てしまいました。DFラインからつなごうとした金子のパスがミスになってウェリントンに拾われます。

ウェリントンはパスを選択し、ゴール前で池田がスルーするとファーサイドの山田直輝が空き、シュートが決まって同点にされます。それでも、ミスがこの場面だけなら浦和が目指そうとしている理想は高いので、その分点を取ればいいと割り切ることもできます。浦和は前半こそその同点ゴールで1-1で折り返しますが、湘南がボールを持って攻めていた場面から見事なカウンターを見せます。

西のヘディングでのクリアがユンカーにつながり、小泉が出したスルーパスからユンカーが抜け出し、GKの上を抜く見事なシュートを見せて2-1と勝ち越します。その後もユンカーからチャンスができ、ユンカーがシュートするもののポストを叩いた惜しい場面も見せました。ユンカーとしては出すべき結果は出しているので、あとは味方が守ってくれれば勝利につながる展開です。

しかし、この日の浦和はミスで崩れました。左サイドからのアーリークロスをウェリントンに頭で合わされて同点とされ、引き分けとなりそうな展開です。ウェリントンといえばヘディングというのは有名なので、それに対する警戒が足りなかったようにも感じます。それで終わればまだましでしたが、最後の最後で、GK鈴木彩艶のフィードがミスになって相手MF名古に拾われます。

そこから左サイドの梅崎に回され、クロスには何とか明本が頭でクリアしたものの、もう一人ファーサイドにいた岡本がフリーで決められて、最悪の敗戦という結果に終わってしまいました。ミスからの2失点は、これでは監督がどう動いても勝てない展開です。鈴木彩艶にとってはあまりにも痛いミスですが、ここからこの苦い経験を自分の中でどう消化できるか次第です。
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