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球際の勝利(8/19ACL浦和対ジョホール)

2022-08-20 21:42:16 | 浦和レッズ
昨日のACLのベスト16、浦和対ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)戦は、5-0で浦和の勝利に終わりました。こういう、相手がどういうチームかわからないときは、ジョホールの動きから見るのがいつもの自分ですが、それをする前の前半8分に早くもゲームが動きます。右からのクロスに対して、ゴール前で松尾が相手GKのファウルを受けてPKになり、そのPKをショルツが決めて浦和が1点を先制します。

ジョホールの布陣は4-3-2-1の様子でした。右SBデービスは守備的に入りながら、その前にいた右MFのハナピを走らせて、1トップのベルグソンに合わせる攻めが狙いのようでした。しかし、ジョホールには明確な欠点がありました。それはボールをコントロールする際に取られる位置の把握で、浦和の選手が体を寄せる際に容易にボールを奪われることが目立った印象です。

また、左SBオン・ラベレのところは浦和が集中して狙いました。欧州の代表歴があるモーベルグのレベルの個人技は彼らにとって見たことがなかったもののようで、そこから見せるキープは浦和にとって使えるポイントでした。2点目もジョホールのミスからで、浦和ボールからのパスを大久保が走ったところ、体を入れてキープしようとしたデービスの処理で誤ってファウルをしてしまい警告を受けます。

このFKはモーベルグが狙い、壁の前に立っていた小泉がどいたところに正確に蹴り込んで、直接ゴールが決まって2-0とします。これでこのゲームは決まった印象もあります。あとは、サイドのMFに入っていた大久保とモーベルグが持ってから、SBの酒井宏樹、大畑を上げてサイドに拠点を作り、ジョホールの動きを終始後ろ向きにします。

1トップの松尾も、無理にトップの位置に張らずに「偽9番」的にサイドやトップ下気味の位置で受けようとしたのが良く、松尾が流れているときにはモーベルグや小泉がトップの位置で待てるチーム全体の理解も深まっていました。決定的となった3点目はその流れで、小泉の上げたクロスにモーベルグが中央で合わせて、GKマーリアスは反応できずに3-0とします。

前半で3-0となったことでベンチのロドリゲス監督にも余裕が生まれ、ハーフタイムに一気に大畑、大久保、伊藤敦樹を下げて、安居、江坂、明本を入れて出場時間のマネジメントを行ってきました。次の準々決勝まで中2日ということで、この交代で下がった選手は準々決勝にも出場が可能になるという読みでしょう。後半戦については、明日マニアック分析で補足します。











































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