パトゥム戦はテレビ観戦でしたが、いろいろ書きたいことがあるのでマニアック分析を追加します。パトゥムで知っている選手は、広島や清水でプレーしたティーラシンだけです。そのティーラシンはFWに入り、上背こそないもののパトゥムのサイドハーフに蹴る技術があるので、頭に合わせることはできていました。パトゥムの11人中、タイ代表が8人、シンガポール代表が2人と、現実的に揃えられるいい選手は揃えていたチームでした。
もっとも、前半で2点ビハインドになったことで、ベンチの手倉森誠監督は動き、ティーラシンを下げてブラジル人のMFディオゴを投入してきました。このディオゴはトップ下に入り、布陣を3-5-2に変えて、思い切って前に人数をかけてきました。解説の元FC東京FW林凌平さんによれば、高い位置に張るパトゥムのアウトサイドに浦和の誰が付くか、曖昧になると危ないとのことでした。
また、ディオゴの技術も確かでした。自陣からのボールを正確に収めることができるので、縦パスをディオゴに収めてからパトゥムはチャンスをうかがうことができました。ディオゴは35歳とベテランなので、守備に帰らされると運動量が足りないですが、この浦和の守備が混乱していた後半頭の10分ほどがパトゥムにとってチャンスの時間でした。
その時間をしのいだ浦和は、逆にパトゥムが空けている3バックの両脇のスペースを使うことができました。この攻めで、パトゥムの両アウトサイドは自陣に戻らざるを得ず、意図しない5バックに押し込まれることになります。こうなれば、パトゥムの強みであるアーリークロスも出すことができず、浦和優位は確実なゲームになります。
伊藤敦樹のドリブルで、3バックの脇のスペースを使えたのが、小泉の3点目の大きな要因となりました。これでゲームは決着した感もあり、パトゥムは追いかけようとしても足が動かない展開になります。さらに明本のゴールで4点目を入れた浦和は、交代枠をうまく使ってスタメン組を休ませるなど、余裕のある起用ができました。
準決勝の全北は、準々決勝の神戸戦で延長戦まで戦っています。そのコンディション的なところも浦和に有利な要素で、全北のビデオを見る時間があれば戦術的なところも見たいですが、サポーターらしく勝利を見届けるつもりでいます。
もっとも、前半で2点ビハインドになったことで、ベンチの手倉森誠監督は動き、ティーラシンを下げてブラジル人のMFディオゴを投入してきました。このディオゴはトップ下に入り、布陣を3-5-2に変えて、思い切って前に人数をかけてきました。解説の元FC東京FW林凌平さんによれば、高い位置に張るパトゥムのアウトサイドに浦和の誰が付くか、曖昧になると危ないとのことでした。
また、ディオゴの技術も確かでした。自陣からのボールを正確に収めることができるので、縦パスをディオゴに収めてからパトゥムはチャンスをうかがうことができました。ディオゴは35歳とベテランなので、守備に帰らされると運動量が足りないですが、この浦和の守備が混乱していた後半頭の10分ほどがパトゥムにとってチャンスの時間でした。
その時間をしのいだ浦和は、逆にパトゥムが空けている3バックの両脇のスペースを使うことができました。この攻めで、パトゥムの両アウトサイドは自陣に戻らざるを得ず、意図しない5バックに押し込まれることになります。こうなれば、パトゥムの強みであるアーリークロスも出すことができず、浦和優位は確実なゲームになります。
伊藤敦樹のドリブルで、3バックの脇のスペースを使えたのが、小泉の3点目の大きな要因となりました。これでゲームは決着した感もあり、パトゥムは追いかけようとしても足が動かない展開になります。さらに明本のゴールで4点目を入れた浦和は、交代枠をうまく使ってスタメン組を休ませるなど、余裕のある起用ができました。
準決勝の全北は、準々決勝の神戸戦で延長戦まで戦っています。そのコンディション的なところも浦和に有利な要素で、全北のビデオを見る時間があれば戦術的なところも見たいですが、サポーターらしく勝利を見届けるつもりでいます。