鈴木彩艶、ベルギーリーグ移籍

写真の浦和GK鈴木彩艶選手の、ベルギー1部シントトロイデンへのレンタル移籍が決まりました。先日の横浜FM戦で退団セレモニーが行われました。ガーナ人の父と日本人の母を持つハーフで、190cmという恵まれた体格を生かして、「このボールに届くんだ」とサポーターが驚くようなファインセーブを見せてくれたGKです。

鈴木はジュニアユースから浦和で育った才能で、高校3年生の時点で既にトップチームで必要とされていました。以前、正GK西川のサブGKは横浜FMから獲得した榎本哲也でしたが、鈴木は榎本哲也が去った後のサブGKを安定して確保していました。それでも、西川の壁は鈴木にとっては厳しいもので、今季リーグ戦で西川の牙城を崩した試合はなかったです。

鈴木のプレーはルヴァン杯や天皇杯に限られましたが、それでも鈴木がGKで出ていて不安だったイメージはないです。若手GKらしく、足元の技術もちゃんと持っていますが、西川が持つあれほどの安定感はさすがで、まだ鈴木にはミスが出ることもありました。もちろん、U-20やU-23の代表では試合に絡めており、国際経験は十分に積んでいます。

今回、鈴木にはイングランドの名門、マンチェスターユナイテッドからのオファーがありました。しかし、そのオファーはサブGKという扱いでのオファーだったので、鈴木なりに出場機会を得る道を探った結果が、日本人が多く在籍するベルギー1部シントトロイデンという決断になったのでしょう。シントトロイデンは主力選手を放出した際に得られる移籍金で商売すると明確に割り切っているチームで、遠藤航、冨安と成功者を出しているので、その商売はうまく行っているということでしょう。

もちろん、ベルギーリーグにいれば強豪チームからオファーが来る確率は格段に上がります。ここでいいプレーを見せれば、欧州強豪からオファーが届く可能性もあり、鈴木自身も「A代表を狙う」と目標は明確です。浦和で育った才能が、世界相手にも輝きを見せてくれるよう、これからの活躍に期待したいです。

アルピコ交通上高地線

松本駅に入場券を買って入ったタイミングで、写真のアルピコ交通上高地線(旧松本電鉄)の電車も見ていました。普通のロングシートの電車で、私の記憶が確かなら、かつて京王井の頭線を走っていた車両のようです。若い頃出かけた上高地旅行では、新島々からこれに乗って帰ってきましたが、当時は冷房がなかった、今となっては昔の話ですね。