先場所のNHKで、写真の元前頭石浦の現役引退と、年寄「間垣」襲名が発表されていました。石浦は鳥取県の出身で、総合格闘技から相撲に転向したという異色のキャリアを持ちます。体重110kgほどと小兵の彼ですが、筋肉の量は相当で、立ち合いにいったん当たってから技を繰り出せる、当たりの強さを兼ね備えていました。
この写真を撮ったとき、彼は十両でした。勝ち越して幕内に昇進することは決まっていましたが、さいたま巡業でサインをもらいに行ったときに石浦本人は「え?俺?」みたいな表情をしていました。ファンサービスを期待されるのは平幕力士というのが定番なので、まだ十両だった石浦は幕内のしきたり?に慣れていなかった様子でした。
かつての舞の海のように、「猫だまし」など奇襲をするのが小兵というイメージがありましたが、石浦は当たりの強さと、投げの強さを持っていました。それで幕内を20場所務めますが、上位相手に何度も勝ったイメージはないです。前頭下位では勝ち越せるものの、上位にはそれほど通用した力士ではなく、元嘉風の中村親方も「石浦には負けたことがなかった」と小兵故にさばきやすかった力士もいたことでしょう。
そんな彼が引退に追い込まれたのは、首の負傷でした。前頭からずっと休場が続き、懸命の治療を試みたものの、相撲を続けることはできずに無念の引退になりました。今回の年寄株は先代宮城野親方の元竹葉山が、雇用延長で角界に残っていた年寄株を譲ってくれたことで実現しました。負傷で辞めたことで、土俵に降りて模範を示すのは難しいでしょうが、親方として後進を育てることを期待したいです。
この写真を撮ったとき、彼は十両でした。勝ち越して幕内に昇進することは決まっていましたが、さいたま巡業でサインをもらいに行ったときに石浦本人は「え?俺?」みたいな表情をしていました。ファンサービスを期待されるのは平幕力士というのが定番なので、まだ十両だった石浦は幕内のしきたり?に慣れていなかった様子でした。
かつての舞の海のように、「猫だまし」など奇襲をするのが小兵というイメージがありましたが、石浦は当たりの強さと、投げの強さを持っていました。それで幕内を20場所務めますが、上位相手に何度も勝ったイメージはないです。前頭下位では勝ち越せるものの、上位にはそれほど通用した力士ではなく、元嘉風の中村親方も「石浦には負けたことがなかった」と小兵故にさばきやすかった力士もいたことでしょう。
そんな彼が引退に追い込まれたのは、首の負傷でした。前頭からずっと休場が続き、懸命の治療を試みたものの、相撲を続けることはできずに無念の引退になりました。今回の年寄株は先代宮城野親方の元竹葉山が、雇用延長で角界に残っていた年寄株を譲ってくれたことで実現しました。負傷で辞めたことで、土俵に降りて模範を示すのは難しいでしょうが、親方として後進を育てることを期待したいです。