Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

坪井慶介、J2山口移籍

2017-12-15 22:21:27 | 浦和レッズ
今日は嬉しいニュースがありました。来季J1に昇格する湘南を戦力外になっていた、DF坪井慶介選手がJ2のレノファ山口に完全移籍することが発表になりました。来季39歳になる坪井が、まだ頑張っているのは嬉しいので、今日は坪井の思い出について書きます。

坪井は、福岡大から2002年に浦和入りしました。新人だった当時、坪井をさいたまスーパーアリーナで行われたレッズフェスタで見かけたことは良く覚えています。当時、新人選手は豚汁を売るチャリティーの手伝いをしており、坪井は首から料金箱を吊っていました。大卒の坪井が坊主頭だったのは印象的で、後でその坊主頭は本人のこだわりと知ります。

坪井は、当時のオフト監督が3バックのマンツーマンDFの戦術を確立するために、足が速くてどこまでも相手FWを追い回せるDFを探していたのにうまくマッチしました。坪井と内舘で相手FWを追い回し、後ろを井原がカバーする3バックは、順位こそ上位ではなかったものの相手チームにとっては嫌だったでしょう。

その新人の年に、フル出場して1枚もイエローカードをもらわず、フェアープレー個人賞を受賞します。このあたりから、スピードのあるDFを宮本と組ませたかった日本代表ジーコ監督の目に留まり、代表40キャップは全てジーコ監督時代です。2006年のドイツW杯にも出場していますが、初戦の豪州戦で足をつって途中交代と、W杯では苦い思い出も残しました。

坪井と聞いて、最大の金字塔と思えるのは2007年の浦和のACL優勝です。当時、坪井は闘莉王や堀之内、ネネと3バックを組んでいました。当時の対戦相手は強力な長身FWにアーリークロスを放り込んできましたが、坪井は上背では勝てない相手に対して体をつけ、相手のバランスを崩させることで守り、特に準決勝の城南一和戦での守備は印象的です。

浦和を2014年シーズンで去ってからは、湘南で3年プレーしました。全員守備全員攻撃がスローガンの湘南は、坪井には合っていたように思えますが、38歳という年齢がネックになって移籍することになりました。それでも、まだ平川や小野伸二が現役で頑張っているので、坪井は山口でもう一花を期待したいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

韓国戦プレビュー

2017-12-14 23:08:57 | ワールドサッカー
あさって、日本代表は味の素スタジアムで韓国代表と対戦します。東アジア選手権の優勝という意味では、日本は勝つか引き分けで優勝、韓国は勝てば優勝という条件です。しかし、東アジア選手権の優勝にはあまり国際的な意味はなく、それよりは親善試合の一環として、その後につながる戦力を発掘する意味での試合です。

韓国の事情は日本と似ています。韓国はロシアW杯に出場するので、将来を見越して若手を育てるのではなく、すぐに使える戦力を見極めたいという意図があると思います。そのため、韓国代表のメンバーにはおなじみの名前もいます。長身FWのキム・シンウクやベテランのヨム・ギフン、元Jリーガーのチャン・ヒョンス(元FC東京)、キム・ジンス(元新潟)、キム・ミヌ(元鳥栖)などの名前があります。

韓国代表の監督は、元代表MFだった申台龍(シン・テヨン)氏です。韓国代表はW杯予選では思わぬ低空飛行を強いられ、ドイツ人指揮官だったウリ・シュティーリケ監督が解任されるという崖っぷちも経験しました。最後のイラン戦、ウズベキスタン戦を2分けでしのぎ、ぎりぎりのところで2位に入り出場権を得ましたが、チーム作りという意味ではやり直しに近い状況でしょう。

ハリル監督が続投している日本の方が、完成度は上でしょうが、今回の日本代表は国内組だけの急造チームで、初戦の共和国戦では未成熟なところも見せています。もっとも、2試合重ねたことで、代表経験の浅い選手たちもハリル監督のやり方はわかったはずで、この日韓戦でその集大成を見たいと思います。

期待する選手は井手口です。彼はイングランドのリーズからオファーがあったというネット上の情報があります。その類まれな瞬発力は今まで日本にはいなかったボランチで、今やすっかり代表の中心選手の貫禄です。どこからでもシュートを狙う積極性も良く、この韓国戦でゴールを見られれば最高です。

私は生観戦を予定しています。このチケットを買った時点では、浦和がクラブW杯に出場して代表に浦和の選手がいないという事態は想像していませんでしたが、今年最後の生観戦試合なので、ゆっくり楽しみたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

開き直りの好ゲーム(12/12浦和対カサブランカ)

2017-12-13 22:30:52 | 浦和レッズ
クラブW杯の5位決定戦は、浦和対ウィダード・カサブランカ(モロッコ)というカードでした。勝っても負けても賞金の額の差しかない試合ですが、浦和としてはアルジャジーラ戦の悔しさを晴らすために、この試合ではいい試合をしたいというモチベーションはあったと思います。事実、アルジャジーラ戦で起用しなかった、長澤とマウリシオをスタメンで起用し、こちらの方がベストメンバーではないかというメンバーで臨んできました。

相手のカサブランカは、4-3-2-1の布陣で、後ろ2ラインを引いて守ってくる戦い方でした。ただ、低い位置に最終ラインを引いて守ってクリアを狙ったアルジャジーラとは違って、最終ラインを高く保って2列目からエルハダッド(11番)の飛び出しを狙うという、攻撃面のプランもしっかり持っている相手でした。

この日の浦和は、これができるならなぜアルジャジーラ戦でやらなかったと思うほど、2列目の選手が積極的にフリーランニングしてスペースを狙ってきました。そうすることで、相手の最終ラインが下がるので、マウリシオの先制点のロングシュートはその攻撃がマウリシオをフリーにしたといえるでしょう。CBでありながら、変化するボールを蹴れるというのはこれからも使いたい武器です。

11番の相手FKが直接ゴール前でバウンドして入る失点で追い付かれますが、スルーパスを追いかけたラファエル・シルバのクロスを柏木が合わせて2点目を挙げ、浦和はリードして折り返すことに成功します。ポイントは長澤です。長澤が入ることで、柏木と拠点が分散できるので、長澤が持っても味方は信頼して走れる関係を作れますし、長澤自身が走ることもできます。

さすがに後半、カサブランカは出てきました。シャドーの2枚を上げて3トップ気味にして、SBも上げて5枚で攻撃を仕掛けてきましたが、浦和ボールのFKを柏木がトリックプレーを見せて興梠を走らせ、その折り返しからのクリアをマウリシオが直接蹴り込んで3-1とセーフティーリードを保つことに成功します。

最後PKで1点を返されましたが、3-2で勝利し今季最終戦を飾りました。もし、チャンスがもう一度あるなら、レアルと当たることを意識してアルジャジーラに敗れた、今回のミスは生かしたいです。アルジャジーラは決して強い相手には見えなかったので残念ですが、これもサッカーというスポーツの奥深さなのでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カサブランカ戦プレビュー

2017-12-12 22:42:16 | 浦和レッズ
浦和は、クラブW杯の準々決勝で、決して強いとは言えない相手だったアルジャジーラ(UAE)に痛恨の黒星を喫しました。サポーター的にも「勝てばレアルと当たれる」を意識し過ぎたように思えます。5位決定戦は想定していなかったので、相手のウィダード・カサブランカ(モロッコ)のビデオは見ていませんでした。

そのため、一般的なイメージで語らざるを得ませんが、アフリカチャンピオンズリーグの優勝チームは多くが北アフリカのアラブの国によって占められています。モロッコも、そんなアラブ圏の一つです。そのため、彼らにとってUAEは距離的には遠い国ですが、文化が似ておりホームのような気分で戦えると思います。

私が、アフリカのクラブチームを生で見た機会は、一度だけあります。それは、クラブW杯3位決定戦で浦和と対戦したエトワール・サヘル(チュニジア)です。彼らもカサブランカと同様に北アフリカのアラブの国ですが、感じたのは球際はラフプレーも辞さない強さを持っていることです。

サヘル相手にも、GK都築が相手FWシェルミティに、キープしたボールをつつかれて同点ゴールを決められたという苦い思いもしています。そんな相手のフィジカルに、最初は戸惑うかもしれないので、どこまで我慢できるか、いつそれに慣れるかが勝敗を分けるのではと予想しています。

浦和としては、負傷交代した遠藤航の状態は気になります。代役の右SBは森脇になりそうですが、思い切って攻めて最後の試合を飾りたい浦和としては必ずしも悪いことばかりではないです。森脇のクロスから、興梠が頭で合わせるようなゴールが生まれれば最高です。

浦和にとって、勝っても負けても今季最後となる試合です。思い切っていいときの浦和のスタイルを思い出し、攻撃に力を使って勝てる試合を見たいです。かつて、サヘルを見た印象は「強い相手」というものでした。カサブランカも強いと思いますが、あの強かったアルヒラルに勝った自信を思い出して欲しいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国戦プレビュー

2017-12-11 22:38:06 | ワールドサッカー
浦和敗戦にショックは受けていますが、明日は東アジア選手権の日本代表の中国戦があります。中国はアジア最終予選で、日本と反対側のA組に入り、6チーム中5位で予選で敗退しています。それでも、中国代表が強くなる可能性はあります。理由は、監督にイタリア代表を率いてドイツW杯で優勝した、マルチェッロ・リッピ監督がいるからです。

リッピ監督の名声が最初に響いたのは、ユベントス(イタリア)時代の欧州CL優勝です。当時のユベントスは、以前は「貴婦人」と呼ばれていた華麗なサッカーをするチームを、体力レベルを上げて徹底的に走るチームに改造していました。フォアチェックが売り物のFWラバネッリや、中盤の底で渋い輝きを放っていたデシャンなど、走る選手を重用した監督でした。

のちに、広州恒大(中国)でも指揮を執りました。当時、ACL優勝まで導いた采配を見せましたが、このときのリッピは徹底した現実主義を見せ、コンカ、ムリキ、バリオスという南米の外国人3人で攻め、残る中国人8人で守る極端な役割分担のサッカーを見せました。クラブW杯では通用しなかったものの、アジアを勝つためには最善とも言える手でした。

その縁で、中国代表を率いることになりました。今回リッピがどういうチーム作りをしているかは、映像を見ていないのでわかりませんが、それまで長身FWを置いてパワーサッカーを仕掛けるイメージがあった中国代表を変えている可能性もあります。予選こそ敗退しましたが、ホーム最終戦で、勝てばW杯に大きく近づく立場だったウズベキスタン代表を破って意地を見せました。

W杯優勝監督がアジアに来るというのは、異例ですが、これまで日本と韓国以外に強豪のいなかった東アジアのレベルを上げるためにはいいことでしょう。中国の国内リーグのレベルが、大物外国人選手の大量流入で上がっていることもあり、中国人選手がどれだけ伸びているか、この試合である程度見えると思います。

日本としては、中国のサッカーは速くて強いものの、戦術的にはそれほど習熟していないという今までの弱点を突けるかどうかです。ハリルホジッチ監督は相手の弱点を狙うのが上手いので、この試合で中国代表の弱点をうまく狙えば、共和国戦で負けの内容だったハリル株も上がるかなと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

現実主義に屈する(12/10浦和対アルジャジーラ)

2017-12-10 21:42:51 | 浦和レッズ
今日未明に行われた、クラブW杯の浦和対アルジャジーラ(UAE)のビデオを見ました。結果は皆さんご存知の通り、0-1で浦和の敗戦に終わりました。その敗因を分析すると、相手アルジャジーラの「現実主義」にやられたというものです。アルジャジーラは、初戦のオークランド戦で機能しなかったウイングサッカーをきっぱりと諦め、4-3-1-2という攻守を明確に分けるサッカーを選択してきました。

おそらく、アルジャジーラサイドが、浦和の川崎戦か横浜FM戦のどちらかのビデオを分析して、浦和のボール支配率が高くなったところをカウンターで狙おうとしたものと思われます。そういうサッカーが可能なのは、アルジャジーラがトップ下のブスファのパスと、2トップのマブフート、ロマリーニョのスピードに自信があるからでしょう。

特に、オークランド戦で機能しなかったマブフートは、2トップになったことで持ち味のスピードを出しやすくなっていました。決勝点になった、マブフートのカウンターからの独走は、まさにアルジャジーラの狙い通りの形です。これでリードを奪えば、あとは4バックと3ボランチを守備に専念させて、浦和の攻撃を遠目からのクロスに絞らせることができました。

浦和側から見ると、長澤を起用しなかった意図が理解できません。消化試合だったリーグ戦の2試合で、矢島が特にアピールするほどの出来ではなかったので、負傷など何か事情があったのかもしれません。矢島がインサイドハーフであまり機能しなかったことで、浦和の攻撃の拠点が柏木一か所になってしまいました。

また、興梠の不振も痛いです。こういう、一発勝負のトーナメント戦では、FWの出来は試合を左右します。相手GKがこぼした絶好のチャンスに詰めていながらシュートできないなど、ストライカーが機能しなくては浦和の勝利は遠かったというイメージです。浦和は強力なポストプレーヤーを持っているチームではないので、アルジャジーラが真ん中を固めてクロスに攻撃を絞らされた結果、高さで浦和FWに競り勝てばいいと相手が明確に割り切ることができました。

コンディションの問題もあったでしょう。浦和は、ACLで勝つために最大限の努力をしましたが、その後の消化試合で2連敗していました。メンバーを落としているとはいえ、一度達成感を持ってしまった後に、もう一度チームを引き締めることができなかったのではと思っています。アウェイのアブダビで、アルジャジーラに勝つのは簡単なタスクではなかった、それを改めて感じることになりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

内容は負けの試合(12/9日本対共和国)

2017-12-09 22:24:49 | ワールドサッカー
今、東アジア選手権を戦う日本代表の対朝鮮民主主義人民共和国(以下共和国)戦が終わりました。結果は1-0で日本の勝利です。しかし、内容的には決して褒められる試合ではなかったです。ボールこそ支配したものの、相手のカウンターでシュートの形を多く作られ、GK中村航輔のファインセーブがなければ負けていた試合でした。

その要因として、共和国の出方が挙げられます。共和国はおなじみの鄭大世(清水)は代表入りしておらず、次のアジアカップを目指してチーム再編を進めているところです。監督も、25年ぶりの外国人監督のノルウェー人監督を呼んでおり、戦術的徹底で日本に勝つという意図を十分感じられました。

その意図は、4-5-0-1という、自陣に2ラインを引いて守る形に現れていました。日本がボールを回しているときはしっかり引いて、ボールをカットしてから縦に長いボールを入れて上がるというシンプルな攻撃に徹してきました。この攻めに、日本は対応できませんでした。ボール支配率は前半は7割近かったものの、シュート数では日本7本、共和国12本と大きな差をつけられました。

日本側にも良くない要因はありました。それはトップ下の高萩の生かし方です。このポジションは、起用したかった清武弘嗣が負傷で離脱しており、戦術を変える手もあったと思いますが、ハリルホジッチ監督はそのまま高萩を入れてきました。この高萩が、相手の2ラインの間に挟まれてしまい、有効なボールを受けられないという大きな誤算がありました。

そのため、ハリルホジッチ監督は高萩を後半途中で下げ、右ウイングの伊東純也を入れてきました。この交代は当たったと思います。ドリブルで1対1で勝てることと、容易には球を失わない粘りを見せました。しかし、カウンターに対する日本守備陣の対応が悪く、特に共和国がDFの4番を上げると対応が後手に回り、GK中村航輔のファインセーブで辛くも逃れましたが内容的には負け試合でした。

最後のアディショナルタイムで、井手口のロングシュートが決まって、何とか勝利だけは手繰り寄せることができましたが、ハリルホジッチ監督にとってはやりたいサッカーができなかった試合でしょう。川又をスタメン起用するなど、何か違ったことを見せないと今後も苦しいと感じた試合でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アルジャジーラ戦プレビュー

2017-12-09 16:33:19 | 浦和レッズ
こんな、ぎりぎりになっての記事で失礼いたします。ようやく、浦和が対戦する相手、アルジャジーラ(UAE)のビデオをチェックできました。まず、結論から言えば、アルジャジーラはACL決勝で対戦した、アルヒラルほどの恐ろしい個人技は持っていない相手です。

アルジャジーラの布陣は4-2-3-1です。トップ下にモロッコ代表のブスファ(10番)を置いて、サイドのロマリーニョ(31番)、アルレジ(15番)を走らせるカウンターサッカーのチームです。1トップに入るのは、UAE代表として埼スタにも来た、スピード型FWマブフート(7番)と、名前だけを聞くとすごそうな相手に見えます。

しかし、実際はこのマブフートがゲームの中でほとんど目立っていませんでした。コンディションが悪いのか、それとも1トップという役割が彼に合っていないかはわかりませんが、少なくてもUAE代表で見せたような、オマル・アブドゥルラフマンのスルーパスを何度も追いかけて起点になっていた、いいときの彼のプレーはできていませんでした。

そのため、アルジャジーラは相手、オセアニア代表のオークランド・シティ(NZ)相手に一方的に押し込まれるゲーム展開になりました。パスを回すオークランドの前に、アルジャジーラは自陣に引いて守らざるを得ず、頼みのブスファもそのパスが味方とかみ合っていない場面も見られました。

数少ないチャンスに、ロマリーニョのミドルシュートが決まって、1-0で辛くも勝利を拾うことはできましたが、あれが本来のアルジャジーラの姿だとすれば、浦和としては十分勝ちを計算できる相手だと思います。もちろん、UAEの優勝クラブであり、ベンチにウズベキスタン代表のラシドフもいることから、何か違った形を見せてくるかもしれません。

浦和としては、ACLで消耗したメンバーのコンディションが鍵でしょう。特にラファエル・シルバの個人技は使える武器なので、彼がベストコンディションで出てくることができれば、アルジャジーラの守備陣を切り裂く期待もできると思います。クラブW杯という大舞台に浦和がいるだけでも嬉しいですが、もちろん勝つことを期待して、翌日のビデオ観戦を楽しみにしています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山田直輝、浦和復帰

2017-12-08 23:00:44 | 浦和レッズ
アルジャジーラ(UAE)のビデオは平日なのでなかなか見られないので、レッズネタでは一つの嬉しいニュースである、湘南MF山田直輝選手の浦和復帰を取り上げます。山田直輝が湘南に在籍したのは3年と長いですが、その間は浦和からのレンタル移籍だったので、移籍金などは払わずに浦和は復帰させることができました。

この移籍は、堀監督の来季続投が生んだものと言えます。ミシャのシステムでは、山田直輝ができるポジションは2シャドーのみで、ここは柏木陽介や武藤雄樹など錚々たるメンバーがいます。しかし、堀監督のシステムである4-1-4-1だと、山田直輝ができるポジションはインサイドハーフの他にウイングでも起用可能です。4つのポジションが可能なら、使える戦力として評価されるのも理解できます。

山田直輝の記憶は、どうしても昔のものが多いですが、鮮明です。2008年の高円宮杯優勝のボランチとして、2009年に浦和のトップチームに昇格してきた山田直輝には、大きな期待が集まっていました。上背こそ低いですが、山田直輝の持っている武器は、ボールが良く回る位置を見つけて正確にポジションを取る、サッカーセンスと運動量の多さでした。

当時は、小野伸二以来の天才と思ったほどで、事実日本代表の岡田監督の目にも留まって代表入りを果たしています。彼の活躍をよく「潤滑油」とブログに表現していたことを思い出します。しかし、2012年のイエメン遠征で足の腓骨を骨折したことで、ミシャのシステムをキャンプで理解する機会を失い、しかも同じ個所を再度骨折するという不運を味わいます。

当時の山田直輝を見ていると、ミシャが監督を続ける限り厳しいというのが正直な印象でした。2015年に湘南にレンタル移籍したのは、本人にとっては失意の移籍だったかもしれません。しかし、湘南のチョウ・キジェ監督の走るサッカーを消化して背番号も8をもらい、J2で主力選手として活躍したことで、今回の浦和復帰という話がやってきました。

サポーター的には「俺たちの直輝、浦和のハート」の応援歌をもう一度歌える機会がやってきました。北浦和サッカー少年団からの浦和育ちのMFに対する期待は大きく、しかも今在籍する選手とは違ったタイプの選手なので、その活躍を楽しみにしたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大関魁皇の記憶

2017-12-06 22:13:02 | 他スポーツ
今日はどうしてもネタが思いつかないので、困ったときは昔の力士を思い出すことにして、元大関魁皇の浅香山親方の現役時代の記憶です。魁皇は当時の角界では力自慢で、リンゴを握りつぶせる、ビールケースを中身が入ったまま片手で2ケースを持てるなどの伝説を残しています。

魁皇は若いうちから上位キラーとして名を馳せました。その力の強い左四つ右上手から放つ投げが彼の勝ちパターンでした。当時、四つになったら絶対に勝てない安定感を誇っていた横綱貴乃花に、四つ相撲で唯一勝てた力士として印象深いです。長い相撲になったら貴乃花には勝てないので、上手を取ったらすぐに投げるのが必要でした。

しかし、そんな魁皇も関脇で長く足止めを食らいました。なかなか安定して二桁の白星を残せなかったので、連続関脇在位というあまり名誉でない記録も当時は持っていました。そんな魁皇にとって、刺激となったのは後輩千代大海の大関昇進で、これに触発されて魁皇と武双山が大関に昇進して、相撲界が一気に世代交代の流れになりました。

魁皇は大関在位65場所という、千代大海と並ぶ最長記録を持っています。晩年こそ毎場所のように8勝7敗が続き、議論も呼びましたが、大関以下の力士では最多となる5回の優勝を誇るのは立派な記録です。たまたま、その優勝が連続していなかったのが不運でしたが、横綱になっていたらもっと早く引退に追い込まれていたと思います。

魁皇は、その腕力のあまりの強さゆえ、体が耐え切れなくなる肉離れが多かった記憶です。大関だったので休場は1場所しかできず、カド番の次の場所を辛くも勝ち越しで逃れていました。カド番の数では、千代大海13回、魁皇11回と、それぞれ今後更新は不可能という、あまり名誉でない記録もあります。

魁皇の出身地は福岡県の直方市です。筑豊炭田で昔栄えた土地で、ここでは魁皇は英雄で、博多と結ぶ特急列車の名前が「かいおう」で、駅前に銅像が立っているほどです。事実、地元の九州場所では絶大な人気を誇っていました。5回優勝した魁皇が、九州場所が一度もなかったのは一つの悔いかもしれません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする