自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

北欧研修旅行のこと

2008-02-16 13:46:30 | Weblog
今日のオキザリス 桃の輝き(和名しかない・・・ということは日本人の作?)

 2月10日にデンマーク行きのいきさつを書きました。
準備として、研修先の小島ブンゴード孝子さんの著書を4冊入手し、読み進めています。
著書は新しい順に、
1.つらい介護からやさしい介護へ  ’06 ワールドプランニング
2.福祉の国は教育大国-デンマークに学ぶ生涯教育 ’04 丸善ブックス
3.モア-あるデンマーク高齢者の生き方 ’02 ワールドプランニング
4.福祉の国からのメッセージ  1996/8 丸善ブックス
        (この本のみ澤渡夏代ブラント氏と共著)

 まずはパッと見て一番読み易そうな「モア」から始め、臨場感溢れる平易な文章に
彼女の姑さんや一般的な高齢者の考え方や生活が随分理解できた感じになりました。

 次に「教育大国・・・」を読んで、この高齢者が育つ土壌(教育や哲学)が分かり、
日本の現状を思ったとき、ガックリと、無力感に襲われました。

 ま、そう言って諦めてしまってはお終いなので、4の「・・・メッセージ」を読み始めたら、
1の「・・・やさしい介護」が届きました。日本の介護者が改善を望んでいる色々な問題が、
かの地ではずっと昔に解決され、効果が確かめられているソフトやハードがあるのに、
日本の現場では活かされていないという後書きだけ先に読み、怒りを覚えています。
もちろん日本の厚生労働省とか、福祉政策担当者、政府への怒りです。

 まったく、年金問題もそうですが、高齢化とか少子化なんて何十年も前から分かっていて、
先進国のお手本までちゃんとあったのに、その場しのぎの対応しかしてきていないのですから
まったく情けない!の一言です。

 これらの本は、すべて読み応えがあり、参考になりますから、
自分の老後をなるべく快適にしたいとお考えの方には、是非、お薦めしたいと思います。

 折も折、昔の友人で、デンマーク人と結婚して向こうで出産、4年半住んで、現在は転勤中
という日本人Yさんとメールが通じました。驚いたことに彼女の感想や、ご主人の意見は
孝子さんの著書のようにバラ色オンリーではなく、少し冷めたものでした。

 何処の、どんな国に住んでも、長年たてば長所は当たり前の権利となり、
無いもの(低い税率と競争原理など??)ねだりの不満に陥るのは人間の常です。
世代間の価値観の相違も大ですから、臨終の床でしか分からないことも多いはず。
今回の旅は、これらの見聞を、自分の目で確かめ、肌で感じ取るための研修旅行です。

 帰国後のレポートに請う、ご期待!



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健康「いろはガルタ」  《し》

2008-02-16 00:43:13 | Weblog
   Oxalis cernua   セルヌアの季節 到来!


   《し》 シンクロナイズド 心と身体

 気持ちと動作、息と声、球技において相手からの打球に対する意識と実際の返球、
優雅に踊りたいのに実際はガチガチの身体、我を捨てたい気持ちに反する自意識過剰・・・・
人は日常生活を自分の意のままに暮らしていると思い勝ちですが、どっこいなかなかです。

 たかだか趣味の卓球くらいでも、「ボールが一番高い点まで上がってから打つのよ!」と
言われても言われても待てなくて、焦ってラケットを早く振ってしまい、ボールはネットイン!
「ラケットは寝かせ過ぎないで!肩の力を抜いて!」の声に必死に集中し、
1~2回は出来ても、すぐに集中が途切れ、力んでしまい、本能のままに動いてしまい、失敗。

 合気道のようにゆっくり技を体験し、手取足取り教えられても、気ばかり焦って、
意識と手足の動きが連動しません。もっとひどいのは、ヴォイトレのレッスンで、
声を発するための横隔膜の動きが実際の発声と連動せず、息漏れや腑抜けの声になって
しまうことです。

 まぁ、60の手習いですから「怪我をしないように楽しめば良い」と割り切れば良いのですが、
どうせするなら、気持ちと動作はシンクロさせて行いたいものです。

 しかし、「怪我をしなければ良い」などと笑ってすませられない場合もあります。
先日友人宅のビデオで見た、高齢になって感情のコントロールが出来なくなった人の話です。
「子供の頃から、思いっきり笑ったり泣いたり怒ったりしたことが無いんだよネ」って!!!
解説者によると、肉体的にも極限まで頑張って走ったり跳んだり遊んだりしていない人たちは
感情の抑制が難しくなるそうです。

 キレる子供、キレる大人、そしてキレる高齢者!と、こんなにもおかしな人が増えたのは、
どうしてなのでしょう?私の子供時代は電子ゲームなどなかったので、女の子も外で元気に
飛び回って遊んでいました。たまには木から滑り落ちたり、溺れかけたり、喧嘩してべそを
かいたり、いじめられたり・・・。そのため、泣いたり笑ったりは日常茶飯のことでした。
祖父母の死に立ち会ったり、ペットの最期を看取った時の涙の感触は今でも覚えています。

 「今は時代が違う」ことは確かです。
だからこそ昔と違う方法で、誰もが社会の健全さを模索することが必要です。
幸い私は「自力整体」という健康法にめぐり合い、
「これをやれば、身体が心地よい状態になる」という技を伝えることができます。
他の人もそれぞれ何かはある筈です。それらを実行することで、自分も社会も幸せになる・・・
こんなシンクロナイズド・ボディワーキングを目指しています。

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