自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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21世紀は「音楽と福祉」の時代

2013-12-28 18:29:12 | 図書メモ
写真は我が家の植え込みで食事を待っている<目白夫婦>
この時期、とても睦まじく、愛を語らっています。




著者は鶴蒔靖夫という評論家の方ですが、
内容は
<新納重臣>という人の立志伝、またはそのビジネス・モデルの紹介で、
タイトル通り、時代の要請を突いています。

全編を通じて著者や新納氏が説き続けるのは、


P.143 「音楽文化の構築、向上ということを考えたら、

   教育も枠にとらわれず、市場のニーズに応えて、

   どんどんイノベーションをはかっていくべき。


   学校法人だけが文化を構築できるわけではない。

   (中略)補助金が出て初めて公演が成り立つという状況では

   市場は育っていかないし、発展は望めない。


   本来なら聴衆を自分たちで集めて、その枠内でやるのが健全が姿である」


ということで、新納氏は

P.142 文部科学省の認可を得て学校法人にするという道を選ばず、

   株式会社にこだわったのである。


それはそれで、良いと思います。
ただ、その、学校の名前が、ホームページを見ても

  「国立音楽院」という記述で、

   とくに振り仮名もないので、

  誰でも、<こくりつ>か?と思う…… と思うのです。
ま、HPの学校紹介欄に、

「国立音楽院は約47年前に国立市で開講した音楽ホーム教室が前身です。」
と、ありますから、「<こくりつ>ではなく、<くにたち>なのね」、
と分りますが……

いずれにしても、私はその、学校運営の理念や内容は素晴らしいと思います。
世はまさに、
幼児リトミック、シニアリトミック、若返りリトミックなど、
色々な世代に、リトミックが求められており、需要がありますから。

翻って、供給側としても、音大卒業生、有能なミュージシャン、
プレーヤーにはなれないけれど、音楽関係(楽器)の仕事をしたい、
などの人々の活躍場所が求められている時代です。

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でも、現実は、
音楽療法が定着して実施されれば、素晴らしいことはわかっちゃいるけど、
  
  <予算不足・必要性の理解不足・場所の確保も難しい>

のところが多く、正規職員として給料を得るのは大変そう……と思います。

幼児リトミックに関しては、私が講師をしているカルチャーセンターにもあって、
楽しそうな親子の写真が紹介されています。
ただし、カルチャーの教師というのは、華やかですが、
<収入の面では、「自活」にはほど遠い>というのが私の実感です。

国立音楽院理念は、

   音楽好きな若者たちが、手に職をつけ、

   「音楽を楽しみながら、<稼げる>(=食っていける)状況をつくる」

だそうですから、是非とも、営業・就業支援を頑張って欲しいと思います。

どんな学科があるのかは、HPを見てください。
音楽全般+ミュージカル関係もあり、
各種楽器の修理や調整、調律、舞台芸術に必要な技術分野まで、
多岐にわたっています。
コメント
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