

ヤモリの住まいは青森の 森フトコロの研究所
夜の帳がおりてから、部屋の中には灯りがともり、
水槽の中には巣篭もりイモリ
ヤモリはイモリを起こして頼む
"Will you please marry me?
I'd like a joyful family and as many kids as possible!"
イモリはひととき口ごもり、ヤモリを眺めて、答えて曰く
"Oh, my goodness! Don't you know?
ヤモリとイモリは形は似ててもつくりが違う! 結婚なんて無理!!”
愛は類を超えることが出来るのか?
これを書いた頃は、<カースト制度の身分を越えて>とか
<格差社会を何とかしたい>などの崇高な理念があったわけではなく、
モンタギュー家とキャピュレット家の争いのような、
相対立するグループの例ではないのですが、爬虫類と両生類出身?の男女が
その類を越えて愛し合うのはSF的ロマンでは?という軽い気持ちで書いたのでした。