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著者によると、認知症の原因は、
p.17 脳にアミロイドβと呼ばれるたんぱく質がたまり、
それが正常な神経細胞を壊し、脳の萎縮が起こる。
これを「アミロイド仮説」といいます。
p.18 血管障害によって認知機能が低下する場合も
基本的には同じ。近年の研究で、アミロイドβは
血管の壁にも蓄積し、血管の働きが悪くなることによって
小さな脳梗塞や脳出血を起こしたり、老廃物を輩出
しにくくすることもわかってきました。
そこで、アミロイドβを取り除くための研究がなされたのですが、
病気はまったく治らなかったそうです。(中略)p.19 そこで
アメリカ抗加齢医学会では、アミロイドβを除去することに
躍起になるのではなく、「なぜアミロイドβがたまって
しまうのか」「ためない体をどうつくるか」にシフトして
きています。
ちなみに、脳のシミであるアミロイドβは褐色の物質で、
リポフスチンといわれるたんぱく質と資質の混合物です。
見た目も中身も、皮膚のシミと似ています。