著者は1931年生まれ(私+17)。65歳でフィットネスジムに入会し、
フツーの専業主婦から「日本最高齢インストラクター」になったそう。
「90歳の女性が楽々こなせる運動」という内容は、興味津々で、
あっという間に読み終えました。
とても参考になるのは、
p.61 私も、ジムに通い始めた最初の数年間では、ほとんど
体幹が鍛えられていなかったんです。ヨガのクラスで
「片足で立つポーズ」をしようとすると、どうしても
グラついてしまってできませんでした。
その後、パーソナルトレーニングを始めて、
「それは体幹が弱いからですよ」とアドバイスをもらいました。
p.62 それまでも運動自体は何年も続けていましたから、これは衝撃的。
体幹力というのはきちんと意識しないと身につかない、というわけ
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世の中には分かりやすい動画や、懇切丁寧なハウツー本が溢れ、
独学しようと思えば、色々挑戦できます。しかし、、、、
「体の使い方」というのは、本当に個人差が大きくて、難しいものです。
自分では正しくやれていると思っても、結構直されて、間違いに気づきます。
お金はかかるけれど、個別に見てもらえる「パーソナル」が確実なのです。
それは自力整体でも同じだと、私は思っています。
「この動きでは、何も感じないんだけど、どこがどうなんですか?」という
質問が出たとき、ちょっと力の方向を変えてあげると「あ~~、なるほど!」
と分かります。(本当は、自分で探って理解するべきなんですけれどね。)
言うは易く行うは難しなので、パーソナルトレーナーや教室仲間が必要と、
私は思っています。
著書の中で紹介されている体操は、現在巷で主流になっている三つ。
p.19 ①肩甲骨・背中・股関節をほぐす
②体幹を鍛える
③全身の筋力をつける
補助の器具も道具も要らないので、自宅の居間でも、外出先でも、
ちょっとした空き時間に、いつでもどこでもひとりで気軽に行えます。