自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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「タカラジェンヌの身体に…… ②

2013-10-10 04:51:37 | 図書メモ


宝塚歌劇団(←昔は、このように言われていましたが、今は??)のことを
良く知らない方のために書くと、

著者・天咲さんは、元関脇・逆鉾関の娘さんで、
正統派美人系の顔立ちではなく、スタイルもぽっちゃり系だったそうな。
でも、踊が好きで、小さい頃からバレエを習い、
退団するまで娘役の重要な役を演じていたそうです。

芸能界というところは、フツーの庶民には理解できない諸々があるそうですが、
「角界出身のファニーフェイスの女性がトップまで上り詰めた」ということは、
やっかみ雀から知ったかぶりの芸能通など、あらゆる人々からの
中傷・誹謗・批判が押し寄せたそうです。

しかし、日本人というのは(いえ、日本人だけではないのかもしれませんが)、
どうして「容姿」のことを揶揄し、卑下し、見下し、笑いの種にするのだか
お笑い番組でそんな場面を目にすると、いたたまれなくて電源を切ります。

P.69 (彼女に来た)手紙でさんざん言われた容姿。
   グーで殴られたような顔だとか、太っているとか
   脚が短いとか、もう枚挙に暇がないほどだった……


そんな彼女を「偉いなぁ」と思うのは、

P.70 だから自分に与えられた道は、舞台でそれらの言葉を見返してやること。

   お金やコネで入ったのではないということを証明しなくては、

   結局いつまでたってもそういうふうに言われてしまう。

   
   角界の娘であることも自分の顔も、変えようがない。

   変えようがないなら、それらを上回るくらい得意なことを

   見つけようと、気持ちを切り替えたんです。


そうとでも思わなければ、やっていけないような厳しい状況に置かれて、

それを克服できたのだから、偉いと思うのです。








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