こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

球体を感じる太陽や月を撮ってみたい

2016-02-29 | 雑感

落日の光景を撮っていると、雲が減光フィルターになるために太陽があまり眩しくないことが時にはある。このようなとき、私は球体感を持たせるような太陽を撮ってみたくなる。ここでの画像は昨年に撮ったものである。明日からは3月、今年は未だにこうような太陽を撮る機会がない。"光陰矢の如し、.......、学成りがたし"とはけだし名言である。


このときは、太陽が雲の背後に沈んだ。

 

月にも球体感を、近所の尾根から現れるときを待って。

 

言うまでのなく。立体視感はある対象を離れた位置にある二点で同時に眺めることに起因する。

だから、どの動物にも二眼視できる仕組みが備わっているのだ。

そのことを実感したのは、自分が小学生低学年のときであった。

予期しない方向から人が放った物体の直撃を受け、私は片眼の視力を完全に失った。

突如として立体視感を失ってから体験した不自由さと出来事は筆舌に尽くせないほどである。

幸いにして、現在では両眼視に近いほどの立体視感をもっていると、主観的のみならず客感的に自覚できるようになっている。

立体視感を十分に感じる方策を、我が脳が学習してくれたのであろう。

このような体験があるためだろうか。

現在の方式のカメラによっても立体感のある画像を撮りたいとの思いに、私はしばしば駆られる。


EOS 6D、EF 200 mm F4L、焦点距離190 mmでの画像をトリミングによって拡大した。