今月になってから、白色系の蕾をつけているミツマタの姿が目立つようになった。ダム湖の岸辺には、ロウバイとともにミツマタが植えられている。さて、岸辺ではロウバイの花のみならずミツマタの蕾が逆光のもとで輝いていた。そのさまは繊細にして優美に見えたので、私達は思わず足を止めてしまった。
蕾を覆う毛が逆光で輝いている。ミツマタはジンチョウゲ科の落葉低木である。
背景はロウバイの花である。蕾に架けられた蜘蛛の糸が野趣を添える。
*********
ところで、ダム湖の上流にはミツマタの群生地がある。
このときは雪が残っていたが、きょうの暖かさで雪は消えたであろう。なお、画像は順光で撮った。
ミツマタには、和紙の原料として以外に、新素材としての幅広い用途が期待されているセルロースナノファイバー(CNF)への道も拓かれるであろう。無粋な余談まで。
撮影、2月11、13日午後。桐生川上流にて。