東側の山並みで遮られていた朝日が尾根越しに対峙する山々を照らし始めると、しばしばコントラストの強い景色が現れる。そのようなとき、三方を山並みで囲まれた場所に住んでいることを、自分達は強く意識する。そして、隣人達と交わす挨拶には、山肌の季節の彩りについての言葉が加わる。雲間からの陽射しが山並みの一部を選択的に照らし出すときも、同様にである。
山並みの標高は300-1,000 mである。左奥はかつて市内の最高峰であった鳴神山(980 m)、中央は山城があった城山(柄杓山、360 m)だ。現在は、赤城山の黒檜山(1,830 m)が最高峰となっている(飛び石合併の結果として)。
間もなく市街地の陽射しが届く。そして、コントラストの強い場面は消失する。
太陽が昇るにつれて、北側の低山も陽射しを浴びる。
雲間をからの陽射しを受けて。
普段はその存在をほとんど意識しないような山並みにおいても、雲間からの陽射しで彩りが驚くほど豊かになる。
撮影、11月23日、群馬県桐生市梅田町にて。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます