このところ、朝日が近くの山並みでの頂(300 m)から昇っています。雲一つ浮かんでいない空が次第に明るくなるマジックアワーでの光景も美しいですが、上空に広がる「ひつじ雲」や「うろこ雲」が朝日に染まる有様もわたくしにとっては見逃せない光景です。
ここでの画像は18日午前5時頃に撮りました。このときは、ひつじ雲が覆う空に朝日が昇りました(日の出前にて)。
山頂から日が昇る頃、ひつじ雲が川のダイナミックな流れを想わせるようかのように配列しました。
ひつじ雲は、広角側 17 mmでもカバーできないほど広がりました。
もっとも心を動かされた場面です。
朝日が山頂から昇りましときの彩雲。あまりにも眩しかったためにこの場面を直視できませんでしたが、周囲のにみならず撮影者も赤く染まりました。
ひつじ雲では、より高い位置に現れるうろこ雲の場合と異なり、太陽の輪郭が見えません。雲が太陽光をかなり遮断するためです。
ひつじ雲は高度2,000〜7,000 m(中層)に現れる高積雲です。この付近で大気の対流が激しいときに生まれるといわれています。撮っている者は朝の穏やかな風を受けています。地上と上空いわば彼我の差に、ある思いを馳せながら、わたくしはシャッターボタンを数十回ほど押しました。
桐生市にて、ホワイトバランスは太陽光、広角(18 mm)にて。
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